【ゲームエンタメ株概況(5/19)】ブシロードが連日の年初来高値更新　前期決算が過去最高業績で着地の東映アニメは続伸　スクエニHDは10日ぶりに反落

5月19日の東京株式市場では、日経平均は4日続落し、前日比255.09円安の3万7498.63円で取引を終えた。米ムーディーズによる米国債の格下げが市場に与える影響への警戒感から国内市場は寄り付きから軟調な推移となった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は39銘柄(41%)、下落は51銘柄(53%)、変わらずは6銘柄(6%)で、下落した銘柄の方が多かった。

中で、ブシロード<7803>が連日の年初来高値更新と気を吐いた。ブシロードは、2025年6月通期の業績予想の上方修正の発表が引き続き市場の評価材料となっているようだ。

また、前週末5月16日に発表した2025年3月期の連結決算が過去最高業績での着地となった東映アニメ<4816>が続伸した。

ほか、enish<3667>やKLab<3656>が高く、エディア<3935>が年初来高値を更新した。

半面、スクウェア・エニックスHD<9684>が10日ぶりに反落した。スクエニHDは、ここまでの連日の株価上昇による反動に加え、岩井コスモ証券が投資判断を「A」から「B」に格下げしたことが市場の心理を冷やす格好となったもよう。

前週末に好決算発表を受けて急騰したアルファポリス<9467>は利益確定の売り物に押されて反落した。

Aiming<3911>やボルテージ<3639>、ドリコム<3793>なども売られた。