【ゲームエンタメ株概況(7/2)】家庭用大手ゲーム株に利益確定の売りが目立つ　アルファポリスや円谷フィールズHDが堅調　サイバーステップは300円台割れに

7月2日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比223.85円安の3万9762.48円で取引を終えた。日米の関税交渉への不透明感から半導体株や大手ゲーム株などの直近上昇していた銘柄に売り物が先行した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は10銘柄(10%)、下落は85銘柄(89%)、変わらずは1銘柄(1%)で、ほぼ全面安の様相を呈した。

軟調な銘柄が目立つ中で、ボルテージ<3639>やcoly<4175>、フリュー<6238>などが堅調に推移した。

周辺株では、電子書籍ストア「Renta!」で発行するコミック・ライトノベル作品の取り扱いが開始となったアルファポリス<9467>がしっかり。

子会社の円谷プロダクションが国内の直営オンラインストアと中国向けの公式オンラインストアで大怪獣シリーズの新商品を投入することを発表した円谷フィールズHD<2767>もプラス圏で推移した。

半面、前述のとおりに直近上昇していた家庭用大手ゲーム株に利益確定の売り物が目立ち、KLab<3656>やバンク・オブ・イノベーション<4393>、gumi<3903>などの下げもきつい。

サイバーステップ<3810>は続落し、終値ベースで300円台を割り込んだ。