注目の新作『P5X』が週前半を支配　『シャドバWB』後半首位復帰、強さ示す　6月28日～7月4日のSteam売上ランキング振り返り

25年6月28日～7月4日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。この週の主な動きは以下の通り。

・新作タイトルが上位に食い込む
6月26日リリースの『ペルソナ5: The Phantom X』が週前半を支配した。『ウマ娘 プリティーダービー』も継続的に上位にランクイン。『Mecha BREAK』もリリース直後からTOP10入りするなど新作の注目度が高い一週間だった。

・Cygamesの『Shadowverse: Worlds Beyond』が週後半に首位を独占
7月1日に首位に返り咲いて以降、7月4日まで4日連続で首位をキープした。

・サマーセール実施中のタイトルが上位を維持
『ELDEN RING』や『サイバーパンク2077』など、大型タイトルのセールタイトルが複数ランクインした。

・運用型タイトルの健闘が目立つ
『エーペックスレジェンズ』『Yu-Gi-Oh! Master Duel』『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』『Wuthering Waves(鳴潮)』といった運用型タイトルが順位を上げた。

・大型アップデートやイベント実施タイトルが再浮上
カプコンの『Monster Hunter Wilds』は無料タイトルアップデート第2弾の実施により大きくランクアップ。『Once Human』や『ドールズフロントライン2:エクシリウム』『The First Descendant』もTOP20に返り咲いた。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年6月30日 (月)
■ 25年7月1日 (火)
■ 25年7月2日 (水)
■ 25年7月3日 (木)
■ 25年7月4日 (金)

■ 25年6月30日 (月)

6月30日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、セガ『ペルソナ5: The Phantom X』が首位をキープした。週末もポジションを維持しており、これで4日連続の首位となった。先週末、150万ダウンロードを突破したことを記念し、10連分の契約(ガチャ)などにつかえる自在結晶×1500のプレゼントを行ったとのアナウンスを出した。

Cygames『ウマ娘 プリティーダービー』が16位にランクイン。スマートフォンをそのまま移植するだけでなく、サブ画面やジュークボックスの表示などPC向けに最適化されており、ユーザーから好評のようである。

サマーセール実施タイトルの上昇が目立っており、40％OFFの『ELDEN RING』が4位、65％OFFの『サイバーパンク2077』が7位、53％OFFの『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』が8位などとなっている。

※前週末との比較。

■ 25年7月1日 (火)

7月1日9時50分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位に返り咲いた。優勝賞金1億円のWGP2025出場権獲得をかけて公式大会「Shadowverse Extra Championship 2025」の参加チケットを本日18時より販売開始する。各大会の参加チケットは先着順での販売となるという。大会に向けてゲーム内の活性化にも繋がりそうだ。

また、カプコン<9697>『Monster Hunter Wilds』が3位にランクアップ。夜間時点では首位だった時間帯もあった。昨日、無料タイトルアップデート第2弾を実施しており、ゲーム本編の売上拡大につながったようだ。「ラギアクルス」や「セルレギオス」といったモンスターが追加となったほか、武器の重ね着装備、追加システムなどを実装したとのこと。

新作では、Vaka Game Magazine『DRAPLINE』早期アクセス版が13位にランクイン。なんでも食べるドラゴン娘を1年間で最強に育てる育成ローグライトゲーム。あれこれ食べさせて能力を上げ、様々なスキルを組み合わせて自分だけの戦略を構築し、迫る災いを打ち破っていく。

■ 25年7月2日 (水)

7月2日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位をキープした。8月から全国各地で開催される「スポットバトル」のエントリー受付を開始したとのこと。「スポットバトル」は、各地のカードショップやゲームバーなどで開催されるカジュアルなオフライン大会で、「シャドナビWB」のアプリや公式サイトから検索・参加できるという(→関連サイト)。

引き続きセール中のタイトルが多くを占めているが、週明けとなって全体的にセール効果が落ち着いてきたこともあって、運用型タイトルの健闘が目立った。

エレクトロニック・アーツ『エーペックスレジェンズ』が前日4位から2位に浮上したほか、コナミデジタルエンタテインメント『Yu-Gi-Oh! Master Duel』が22位→8位、バンダイナムコエンターテインメント『機動戦士ガンダム バトルオペレーション２』が29位→12位、『Wuthering Waves(鳴潮)』が24位から18位にそれぞれ浮上した。先週Steam版がリリースとなったCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』も18位から15位にランクアップした。

■ 25年7月3日 (木)

7月3日9時40分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が引き続き首位。首位に返り咲いてからこれで3日連続となる。開発・運営元のCygamesは、昨日(7月2日)、200万ダウンロードを突破したことを記念し、プレミアムオーブを1個プレゼントするとのアナウンスを行っている。

この日は、Amazing Seasun Gamesの新作『Mecha BREAK』が3位にランクインするなど好スタートを決めた。『スノウブレイク』で評価を集めたメーカーの新作ということで注目を集めていた。本作は、プレイヤーが無敵のエースパイロットになり、仲間たちと協力して世界各地の激戦区に突入し、敵勢力を制圧しながら地球を救うメカシューティングゲーム。

このほか、バンダイナムコエンターテインメント『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』がTOP10に復帰した。キャラクターの波動ねじれとPURコスチュームをピックアップするキャラクターガシャとともに、拳藤の新"個性"技セット【双大掌】を新登場&ピックアップする”個性”技セットガシャを開催しているとのこと。

■ 25年7月4日 (金)

7月4日9時55分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位をキープした。これで4日連続の首位となった。

NetEase『Once Human』が2位に浮上した。新PvEシナリオ「永い夢」とジョブシステムを正式リリースするとともに、新イベント「ドリームフェスタ」、「深海爆弾」「殲滅の炎」「ハゲワシ爆弾」が登場する期間限定ウィッシュマシンガチャの追加、ショッピングフェスセールなどを実施している。

HAOPLAY『ドールズフロントライン2:エクシリウム』が13位がTOP20に復帰した。大型イベント「ミーミルの再演」を開催するとともに、「スプリングフィールド」「ペリー」「ミシュティ」のピックアップ訪問、新規スキン販売などを行っており、ランキングアップのエンジンとなったようだ。

このほか、ネクソン<3659>『The First Descendant』も久々のTOP20入り。昨日より、ゲームのバランス改善を行うアップデートとともに、『アナイスの1周年プレゼント製作所』などリリース1周年イベントを開催している。