メディアドゥとSHIFT、日本コンテンツの中東展開で協業 SHIFTはクレディセゾンよりメディアドゥ株46万6600株を取得へ
メディアドゥ<3678>は、この日(7月10日)、SHIFT<3697>と業務資本提携を行うと発表した。これは、日本コンテンツの海外展開支援、特に中東地域での事業基盤強化を目的としている。この提携により、クレディセゾンが保有する同社の全株式46万6600株(比率3.08%)をSHIFTが譲り受ける予定。これにより、同社とクレディセゾン間の資本関係は解消されるが、電子書店「まんがセゾン」の共同運営を含む業務提携は継続する。
今回の業務資本提携は、日本コンテンツの海外展開支援、特に中東地域における事業基盤の強化を目的とするものだ。中東地域は、日本コンテンツへの高い関心、旺盛な購買力、そして政府主導によるエンターテインメント産業の振興を背景に、極めて魅力的な市場であると認識している。
今回の提携を通じて、SHIFTが有するユーザーに支持されるサービスを創出する高い企画・開発能力、及び中東地域の政府・企業とのネットワークと強固に連携し、豊富な出版コンテンツを効果的に展開することで、中東地域での事業成長を加速させていく。
業務資本提携の内容は以下の通り。
(1)業務提携の内容
・海外における出版コンテンツ、翻訳、IPビジネス強化における協業
・その他両当事者が協議し合意した協業
(2)資本提携の内容
SHIFTは、クレディセゾンが保有する同社の普通株式の合計46万6600株(25年2月28日現在の発行済株式総数1517万2972株に対する所有割合3.08%)を2025年7月10日にクレディセゾンより譲り受ける予定。また、同社とSHIFTは、本株式譲渡を前提として、本業務資本提携契約を締結する。
なお、クレディセゾンは、2024年5月発表の中期経営計画において、資本の効率化のため、政策保有株式の70%相当を縮減する計画を公表し、今回の同社の普通株式の譲渡はその計画の一環。今後、同社とクレディセゾン間における資本関係は解消されるものの、電子書店「まんがセゾン」の共同運営をはじめとした業務提携については今後も継続する。
