『シャドバWB』好調持続　『P5X』『PUBG』も首位獲得　『ELDEN RING』などセールタイトル活躍　7月5日～11日のSteam売上ランキング振り返り

25年7月5日～11日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。

・『Shadowverse: Worlds Beyond』の不安定な動向: (Steamの問題と思われるが)一時TOP100から消えたものの、その後復調し、新カードパック発表で注目を集めた。
・「ELDEN RING」シリーズのセール効果:『ELDEN RING』がセールで順位を上げ、首位に迫る場面もあった。こちらはセール対象ではなかったが、『NIGHTREIGN』も高順位を維持した。
・サマーセール終了前の駆け込み需要:『サイバーパンク2077』や『ペルソナ3 リロード』など、セール終了間際に多くのタイトルが順位を伸ばした。
・新作・アップデートによるランクイン:『パタポン1+2 リプレイ』が新作で、2周年アップデートの『スノウブレイク:禁域降臨』が上位に登場した。
・プロモーション・イベントの影響:『Street Fighter 6』や『ペルソナ5: The Phantom X』が、プロモーションやゲーム内イベントで売上を伸ばした。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年7月7日 (月)
■ 25年7月8日 (火)
■ 25年7月9日 (水)
■ 25年7月10日 (木)
■ 25年7月11日 (金)

■ 25年7月7日 (月)

7月7日10時現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)』が首位に返り咲いた。『Yu-Gi-Oh! Master Duel』が7月5日に首位を獲得していたが、日曜日に入ってポジションの奪還に成功した。開発・運営を行うCygamesは、特別生配信番組「しゃどばすチャンネルビヨンド 夏の新カードパック発表SP」を7月10日19時より配信するとのアナウンスを出している。

フロム・ソフトウェアとバンダイナムコエンターテインメント『ELDEN RING NIGHTREIGN』がTOP3に復帰するとともに、セール開催中の『ELDEN RING』も4位に浮上した。7月3日より「常夜の王」として「知性の蟲」を7月3日より期間限定で追加している。

このほか、カプコン<9697>『Street Fighter 6』がTOP10に復帰した。「サガット」の参戦を盛り上げる「Get Ready for サガット!」ファイティングパスを7月4日より配信を開始しており、売上を伸ばした模様。サガットについては、8月5日より参戦する予定だ。

■ 25年7月8日 (火)

7月8日9時45分現在の国内スチーム売上ランキングは、エレクトロニック・アーツ『エーペックスレジェンズ』が首位を獲得した。ゲーム内では大きな動きは見られないが、木や草が空を飛ぶ不具合の修正を行うとともに、「ブロークンムーン」と「アンコール」を再登場させたとのこと。

あと気になるのは、『Shadowverse: Worlds Beyond』の動きだ。前日まで首位をキープしていたが、9時45分時点ではTOP100から姿を消していた。その後、ランキングを確認したところ、表示が復活し41位→33位と順位を戻してきている。前日まで1位だったタイトルが翌日にTOP100から姿を消すような順位の落とし方は通常考えづらく、不具合など何らかの理由があったと見られるが、現状では不明だ。

セガ『ペルソナ5: The Phantom X』が2位に浮上した。渋谷駅での大型広告の掲出のほか、先週末よりテレビCMを放映するなどプロモーションを強化している。また、明日7月9日21時より新キャラやバージョンアップ情報を紹介する公式番組の放送も予定しているとのこと。

コナミデジタルエンタテインメント『eFootball™』が100位以下から急上昇を見せた。ブースタースロットを所持した伝説の選手「クラレンス セードルフ（デュエル+2）」「パオロ マルディーニ（シャットダウン+2）」「リリアン テュラム（スティール+2）」が登場する「Epic: Italian League Guardians」を開催している。 守備大国イタリアで活躍したレジェンドたちでチームの守備が強化できる。

■ 25年7月9日 (水)

7月9日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位に返り咲いた。昨日はTOP100から突然姿を消し、その後は10位台～50位台のレンジで上下していたが、無事、元のポジションに戻った。明日配信の公式番組「しゃどばすチャンネルビヨンド 夏の新カードパック発表SP」で新カードパックなどの情報が発表される予定だ。

全体的に動きの少ないが、セールタイトルが11タイトルも入るなど引き続き上位の半数以上を占めている。『ELDEN RING』が3位とTOP3をキープしたほか、『R.E.P.O.』『サイバーパンク2077』『Monster Hunter Wilds』などが目立つ。

このなかで、『デッドバイデイライト』が13位をキープ。『ウォーキング・デッド』コラボを実施し、PTB(パブリックテストビルド)を開始したとのこと。リック・グライムスとミショーン・グライムスがサバイバーとして参戦し、近日発売予定の「ウォーキング・デッドコレクション」では、レジェンダリースキンとしてダリル・ディクソンが登場する。

■ 25年7月10日 (木)

7月10日9時45分現在の国内Steamの売上ランキングは、KRAFTON『PUBG: BATTLEGROUNDS』が首位に立った。昨日7月9日より、グローバルアーティスト“エスパ”とのコラボレーションを開始した。エモートステージやデザートドーム、アリーナ、休憩所、ミステリーサークルなどがワールドに追加されているほか、コスチュームセット、武器スキン、エモートパック、スプレーの特殊製作、ショップでのコラボアイテムの追加などが行われている。

フロム・ソフトウェア/バンダイナムコエンターテインメント『ELDEN RING』が2位にランクアップした。現在、40％OFFのセールが行われている。サマーセールの期限が明日7月11日2時と迫っており、終了前の駆け込み的な購入と見られる。『サイバーパンク2077』『ペルソナ３ リロード』『Monster Hunter Wilds』『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』なども同様の理由で順位を上げているようだ。

Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が3位にランクダウン。本日7月10日19時より特別生番組「しゃどばすチャンネルビヨンド 夏の新カードパック発表 SP」を配信する。第 2 弾カードパック情報をはじめ、新たなゲーム内イベント情報や、よりゲームが遊びやすくなるアップデート情報が発表となるという。

■ 25年7月11日 (金)

7月11日9時50分現在の国内Steam売上ランキングは、本日終わったサマーセールの余韻が残る中、セガ『ペルソナ5: The Phantom X』が首位に立った。前日7月10日にアップデートを実施し、メインストーリーを第2章完結まで解放したほか、新大型プレイコンテンツ"渇望メトロライン"の追加、そして主人公たちと共に戦う「怪ドル」として★5 怪盗「YUI」と「宮下美波」を追加しており、売上を伸ばした模様だ。

Amazing Seasun Games『スノウブレイク:禁域降臨』が急上昇を見せて2位にランクアップ。2周年を迎えて大型アップデート＆イベントを開催している。【惑星開拓】経営シミュレーションモード-ビジョン島や、【富豪合戦】カジュアルゲーム、イベント「ジンテーゼ賛歌」を開催するとともに、「2周年特別版」武器指定レゾナンス【ドゥリン精工】と「2周年特別版」隊員指定レゾナンス【昔の願い】を開催している。さらに期間限定隊員レゾナンス「青き狂騒」「刻まれし指名」「神姫妙算」なども展開している。

このほか、バンダイナムコエンターテインメントの新作『パタポン1+2 リプレイ』が3位にランクイン。本作は、“4つのタイコ"のリズムで指示を出して冒険するリズムアクションゲーム「パタポン」と「パタポン2ドンチャカ♪」の2作品をセット＆リマスターした作品となる。