A3、中国上海にキャラクターグッズを手掛ける現地子会社を設立…中国で急激に成長するIP関連グッズ・サービス市場に対応

IPを活用した多彩な商品やサービスを展開するA3は、グローバル展開の一層の拡大を目的に中国上海市に海外子会社「艾思丽(上海)文化创意有限公司」を2025年7月10日に設立したことを発表した。国見 明氏が代表に就任した。新設会社は、キャラクター関連商品の輸出入、およびキャラクター関連商品の企画・製造・販売を行う。

今後、新設会社を通じ、現地企業と協業して市場のニーズを把握し、商品開発・マーケティング施策の現地化を迅速かつ柔軟に行うことにより、IP商品・サービスの価値を高め、「IPリアル経済圏」の拡大を推進する、としている。

中国では、近年、日本発のアニメ、ゲーム、マンガなどを含むIPコンテンツに対する人気が非常に高まっており、特に若年層を中心に熱狂的なファン層が形成されている。これに伴い、関連するグッズやサービスの需要も急速に伸びており、市場規模のさらなる拡大が予想されている。

A3は、日本国内で培ったIP活用のノウハウを活かし、成長戦略に基づいた海外市場への積極的な展開を目指しているが、特に中国市場の潜在的な可能性に注目して、2025年1月、江蘇省無錫市に初の海外店舗『A3 Store』をオープンした。そして、さらなる戦略的な市場拡大のために、今回初の海外拠点となる子会社を設立に至った、としている。

■設立子会社の概要

同社では、今後は中国市場進出を皮切りに、他のアジア市場および欧米市場などへの展開も視野に入れ、世界中の人々にIPを通じた感動と喜びを届けることを目指す、としている。