【ゲームエンタメ株概況(8/7)】前場引け後に通期業績予想の増額を発表のソニーグループが後場急伸　前期決算が大幅減収減益のグリーHDは7日ぶり大幅反落

8月7日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比264.29円高の4万1059.15円で取引を終えた。朝方は目先の過熱感もあって売り物が先行したものの、一巡後は先物主導の買いが入り、一時は上げ幅300円超に達する場面もあった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は62銘柄(65%)、下落は28銘柄(29%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。

中で、ソニーグループ<6758>が後場に入って急伸した。ソニーグループは、前場引け後に第1四半期決算を発表するとともに、2026年3月期通期の業績予想の上方修正を発表したことが市場の評価材料となったようだ。

また、バンク・オブ・イノベーション<4393>や東京通信グループ<7359>が高く、岩井コスモ証券が投資判断「Ａ」を継続し、目標株価を5500円から6000円に引き上げたバンダイナムコHD<7832>は3日続伸した。

半面、前日8月6日に発表した2025年6月期決算が売上高で前々期比6.8％減、営業利益で同18.7％減と大幅減収減益での着地となったグリーHD<3632>が7日ぶりに大幅反落した。

同様に第3四半期決算が投資有価証券評価損14億4900万円の特別損失への計上で最終赤字に転落したコロプラ<3668>も続落した。

ほか、マイネット<3928>やポールHD<3657>などがさえない。