【中国・bilibili(8/8)】『ぐらんぶる』が首位に浮上、『薫る花は凛と咲く』『光が死んだ夏』が急上昇【スパイスマート調査】

8月8日時点でのbilibiliアニメランキングでは、『ぐらんぶる』Season 2が1位を獲得した。前週から2つ順位を上げた。先週首位だった『怪獣８号』は5位に下がり、2位の『SAKAMOTO DAYS』は3位とやや順位を落とした。

『ぐらんぶる』Season 2は、配信がスタートしてから常にトップ5圏内を維持しており、今シーズンの注目作の1つと言える。直近1週間での視聴回数は約560万回にのぼり安定した人気ぶりがうかがえる。bilibili上のコメントでは「命の水（生命之水）」「幸せの源（快乐源泉）」といった表現が見られ、視聴者にとって元気がもらえるコメディ作品として親しまれているようだ。

続いて2位にランクインしたのは『薫る花は凛と咲く』。前週から8ランクアップと大きく順位を上げた。7月30日に配信が始まり、現時点ではbilibiliでは2話まで配信されている。中国のレビューサイト「Bangumi」では、ストーリーに対し「王道」「定番」といった評価がある一方で、ヒロインである薫子について「自分の目や心で人を見ている」純粋なキャラクターが絶賛されている。1話配信時の週あたりの視聴数は30万回程度だったが、ここ1週間では200万回まで伸びており、まだ2話しか配信されていない状況ながら、すでにファン層が広がりつつある。

また6位には『光が死んだ夏』がランクイン。こちらも先週から8つ順位を上げ、初めてトップ10入りを果たした。bilibiliのユーザー評価は9.8と非常に高評価がついており、「最高！鳥肌が立った」「予想をはるかに上回る」など絶賛するコメントが目立つ。また夏の情感たっぷりなアニメーションの作画に対する評価も目立ち、作品全体の完成度に対する満足度の高さがうかがえた。

▲青文字タイトルは2025年夏アニメ
※順位・・・bilibiliが独自に集計したプラットフォーム上の総視聴数、コメント(弾幕)数、フォロワー数、ユーザー評価などを総合的な表した指標。視聴者人数が少ない場合の総合評価は表示されないため「未評価」と記載
※bilibili動画アニメランキングから実写作品を除外して表示。そのため実際のbilibili順位数字とは異なる場合がある

bilibili動画は中国の大手動画プラットフォームの1つで、最新の日本アニメの放送権を積極的に取得し、独占配信も多い。またbilibiliにおける総視聴数、ユーザー評価などが独自集計されているランキングは中国市場における日本アニメのトレンドを知る有力な指標となっている。

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©井上堅二・吉岡公威・講談社／ぐらんぶる２製作委員会