【Steam(8/16～8/22)】『スト6』や『エーペックス』が強さ発揮　新作『東方錦上京』や『MGSΔ』『日本事故物件監視協会』が賑わす

25年8月16日～22日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、1週間のまとめからみていきたい。

【『エーペックスレジェンズ』の首位奪還と維持】
8月20日にエレクトロニック・アーツの『エーペックスレジェンズ』が首位を奪還し、その後3日間連続でトップを維持した。これはゲーム内イベント「ギャラクティックゲーム」の導入が好調に影響したとみられる。

【新作・注目作のランキング入り】
Mediascapeの新作『東方錦上京 ～ Fossilized Wonders.』が一時首位を獲得し、コナミデジタルエンタテインメントのリメイク作『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』やLoxarcのホラーゲーム『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』などが上位にランクインした。また、今後の発売を控える『スーパーロボット大戦Y』や『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』も注目を集めた。

【運用型ゲームの台頭】
週後半には『ペルソナ5: The Phantom X』、『スノウブレイク:禁域降臨』、『GUILTY GEAR -STRIVE-』など、イベント開催や新キャラクター追加などで売上を伸ばす運用型ゲームが上位に多く見られるようになった。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年8月18日 (月)
■ 25年8月19日 (火)
■ 25年8月20日 (水)
■ 25年8月21日 (木)
■ 25年8月22日 (金)

■ 25年8月18日 (月)

8月18日9時55分現在の国内Steam売上ランキングは、Mediascapeの新作『東方錦上京 〜 Fossilized Wonders.』が首位を獲得し、『Street Fighter 6』の連続首位は16日でストップした。本作は、上海アリス幻樂団による弾幕シューティングで、 東方Projectの記念すべき第20弾ということで、原点回帰しオーソドックスなスタイルで弾幕が楽しめるようになっているとのこと。プレイヤーは霊夢と魔理沙のいずれかを操作し、今作の特徴である「異変石」8種類を組み合わせて装備し、異変に挑んでいく。

コナミデジタルエンタテインメントの新作『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』が13位に入ってきた。本作は、2004年にPS2向けに発売した『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』のリメイク。ストーリー、キャラクター、ボイス、ゲームプレー、音楽など原作の持つ魅力はそのままに、最先端の技術で描かれる高密度かつ美麗なグラフィックスと、立体的なサウンド表現で進化を遂げた“究極のサバイバルステルスアクション”が楽しめる。

このほか、新作としてLoxarcのホラーゲーム『日本事故物件監視協会 -Japan Stigmatized Property-』が16位にランクイン。プレイヤーは、「日本事故物件監視協会」の監視員となり、物件内に設置された監視カメラを操作し、異常がないかを監視する。異常を発見した際は、速やかに報告し、報告漏れやミスが繰り返された場合は「業務失敗」となる。逆に午前0時から5時まで監視を継続できれば「業務成功」となる。

■ 25年8月19日 (火)

8月19日9時55分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位に返り咲いた。週末に開催したイベント「第1回シャドババトルフェス」を経て、昨日8月18日より「第1回バトルフェス カードスタイルセット」をサプライショップで販売を開始しており、売上を伸ばしたようだ。

コーエーテクモゲームス『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』が前日77位から7位に70ランクアップした。本日が「たまき」が誕生日を迎えたことを祝し、たまき専用「ノクターンコーデ」が登場する「たまき誕生日ガチャ」を開催している。カクテル「キール」をイメージした衣装になっているとのこと。

このほか、コナミデジタルエンタテインメント『プロ野球スピリッツ2024-2025』と『eFootball™』が100位圏外からの急上昇を見せたほか、KRFTON『PUBG: BATTLEGROUNDS』と『VRChat』もTOP20に復帰した。

■ 25年8月20日 (水)

8月20日10時5分現在の国内Steam売上ランキングは、エレクトロニック・アーツ『エーペックスレジェンズ』が首位を奪還した。8月15日よりゲーム内では新しいワイルドカードシステムとクラフト可能なアイテムを導入したイベント「ギャラクティックゲーム」を開催している。

これから発売予定の新作も続々とランクアップした。バンダイナムコエンターテインメント『スーパーロボット大戦Y』が4ランクアップの2位と首位獲得が射程に入ってきたほか、コナミデジタルエンタテインメント『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』もTOP5に入った。いずれも8月28日に発売する予定だ。

また、9月12日発売予定の『ボーダーランズ®4』が12位にランクアップした。Gearbox Softwareが開発中の情熱を注ぎ込んで作り上げたシューティングRPGシリーズ最新作。昨日、日本語版キャストが公開となった(関連記事)。

このほか、『Europa Universalis V』が19位にランクイン。本日より予約受付が始まった。本作は、12年ぶりに登場する、Paradox Interactiveが開発する歴史グランドストラテジーシリーズ最新作。1337年(英仏百年戦争の開幕)から500年にわたる歴史で、戦争や交易、外交を駆使して自国を繁栄させていく。

■ 25年8月21日 (木)

8月21日10時現在の国内Steam売上ランキングは、エレクトロニック・アーツ『エーペックスレジェンズ』が首位をキープした。2位『スーパーロボット大戦Y』、3位『Street Fighter 6』、4位『Shadowverse: Worlds Beyond』、5位『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』とTOP5の顔ぶれは前日と変わりはない。

こうしたなか、メカアクションゲーム『DAEMON X MACHINA』の最新作『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』が6位に浮上した。昨日より体験版の配信が始まっており、予約注文が伸びたものとみられる。ゲームを直接体験できるだけに販売前の施策としてはインパクトが大きいようだ。発売は9月5日を予定している。

うさうさはっぴーげーむずの新作『恐怖耐性診断テスト』が13位に登場した。恐怖への耐性を診断できるホラーゲームで、会場責任者「テレス」の案内のもと、プレイヤー各々の恐怖耐性を診断するゲームとなっている。昨日リリースされたタイトルで、8月31日までは発売記念セールとして25％OFFの480円で販売している。

■ 25年8月22日 (金)

8月22日9時35分現在の国内Steam売上ランキングは、エレクトロニック・アーツ『エーペックスレジェンズ』が3日連続の首位となった。

この日は、セガ『ペルソナ5: The Phantom X』が続伸し、2位に浮上した。イベント「いばらの試練」とともに、★５怪ドル「椎名 悠美/コードネーム：フィービー」(CV.原 由実)をピックアップする怪ドル契約「至福のカクテル」を開催しており、売上を伸ばしている模様だ。怪盗育成の新機能「イメジャリー」 も追加したとのこと。

また、Amazing Seasun Games『スノウブレイク：禁域降臨』も5位にランクアップ。前日より期間限定イベント「逆光に輝く花」とともに、オレンジランク隊員【クラウリナ-緋月】獲得確率がアップする期間限定隊員レゾナンス「月影の舞」を開催している。

このほか、アークシステムワークス『GUILTY GEAR -STRIVE-』も前日41位から6位に大きく順位を上げた。昨日より、シーズン４DLCキャラクター第四弾として「サイバーパンク: エッジランナーズ」より「ルーシー」が参戦したとのこと。「ルーシー」が入手できるDLCも14位に入った。

この日は、運用型ゲームのランクアップが目立っており、『崩壊3rd』『エターナルリターン』『eFootball™』『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』がTOP20に入った。