【Steam(8/30～9/5)】『シャドバWB』と『MGSΔ』が引き続き強さ発揮　『デモエクTS』『ホロナイ』『みんゴル』『Hell is Us』など新作躍進

25年8月30日～9月5日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、1週間のまとめからみていきたい。

【新作の好調な滑り出し】
『Hollow Knight: Silksong』と『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』が首位を獲得したほか、『みんなのGOLF WORLD』『けものティータイム』『Hell is Us』といった新作が上位にランクインし、注目を集めた。

【人気シリーズの新作や大型アップデートが引き続き影響】
『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』は週末に首位を獲得した。『スーパーロボット大戦Y』といった人気シリーズの新作は引き続き上位にランクインした。前週発売された新作の活躍も目立った。

【運用型タイトルの堅調な推移とイベント効果】
『Shadowverse: Worlds Beyond』が月初から首位をキープし、各種キャンペーンやイベントの効果で運用型タイトルが上位に残り続けた。『Path of Exile 2』や『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』なども大型アップデートや新モード実装により大幅に順位を上げている。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年9月1日 (月)
■ 25年9月2日 (火)
■ 25年9月3日 (水)
■ 25年9月4日 (木)
■ 25年9月5日 (金)

■ 25年9月1日 (月)

9月1日10時10分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位を獲得した。第3弾カードパック「絶傑の継承者 / Heirs of the Omen」を8月28日にリリースした。土日も首位をキープしていたわけではなく、2位のコナミデジタルエンタテインメント『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』と激しい首位争いを繰り広げていたが土日は首位だった。以下、3位『スーパーロボット大戦Y』、4位『エーペックスレジェンズ』、5位『牧場物語 Let's!風のグランドバザール』と上位は運用型の有力タイトルと新型が上位を占めた。

こうしたなか、Grinding Gear Games『Path of Exile 2』が62位から56ランクアップの6位と大きく順位を上げた。大型コンテンツアップデート「The Third Edict」を8月30日より実装したとのこと。「The Third Edict」では、広範囲にわたるシステム改変や初の限定リーグなどを導入するほか、「The Third Edictミステリーボックス」の販売も開始したとのこと。56種類のマイクロトランザクションがあり、重複して出現することはないとのこと。

このほか、『ペルソナ３ リロード』『メタファー：リファンタジオ』『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』などアトラスタイトルの上昇も目立っている。セガは先週末、人気タイトルが最大で80％OFFとなる「パブリッシャーセール」を開催しており、一斉に順位を上げた模様だ。

■ 25年9月2日 (火)

9月2日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位をキープした。セールスランキングへの影響は限定的だろうが、ゲーム内では期間中にランクマッチまたは2Pick を行うと、バトル開始時に一定の確率で宝箱が出現する「勝利報酬キャンペーン」を昨日より開始した。2位は『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』、3位は『エーペックスレジェンズ』と続いた。

新作ラッシュだった先週末から落ち着いたのか、運用型ゲームが順位を上げてきた。バンダイナムコエンターテインメント『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』がTOP10に復帰した。『新機動戦記ガンダムW』の30周年を記念して、Steam版に「ウイングガンダムゼロ【EW】」が参戦する秋祭り前月祭を開催している。9月4日に大型アップデートを行うと予告している『ペルソナ5: The Phantom X』も18位にランクアップ。

このほか、近々リリース予定の新作では、バンダイナムコエンターテインメント『みんなのGOLF WORLD』が19位にランクアップした。家庭用ゲーム「みんなのGOLF」シリーズ最新作で、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとのライセンス契約のもと、PS5/Nintendo Switchとシリーズ初のマルチプラットフォームで展開する。9月4日に発売日接近に伴い、予約注文が伸びており、さらなるランクアップが期待されるだ。

■ 25年9月3日 (水)

9月3日9時40分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位だった。これで3日連続となる。優勝賞金500万円の大会「Shadowverse Online Championship 2025 September」のエントリーを開始した。エントリー期限は、9月9日23:59までとのこと。

この日は、マーベラス<7844>『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』が2位にランクアップ。こちらは9月5日に発売する予定だ。本作は、「デモンエクスマキナ」シリーズの最新作で、多様な装備を組み替えて作るアーセナルを身に纏い、銃声と咆哮が響き渡る戦場に身を投じるメカアクションゲーム。自分好みにカスタマイズした機体で、地上、空中に広がるフィールドをシームレスに駆け巡る解放感、多彩な兵装を駆使して敵を撃破していく爽快感が楽しめる。

コーエーテクモゲームス『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』が前日50位から33ランクアップの17位と大きく順位を上げた。本日は「エリーゼ」の誕生日ということで、新SSR水着「ノクターンコーデ(エリーゼ)」が登場する「エリーゼ誕生日ガチャ」を開催しており、売上を伸ばした模様だ。あわせてログインボーナスなども開催している。

このほか、IMCGAMES『Tree of Savior (Japanese Ver.)』も急上昇を見せた。昨日9月2日に新シーズン「アウステヤ」を開幕するとともに、新クラス「ハーミット」や新装備が登場する大型アップデートを実施したとのこと。

■ 25年9月4日 (木)

9月4日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、マーベラス<7844>『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』が首位を獲得した。Steam版は明日9月5日にリリースとなる。「デモンエクスマキナ」シリーズの最新作で、多様な装備を組み替えて作るアーセナルを身に纏い、銃声と咆哮が響き渡る戦場に身を投じるメカアクションゲーム。自分好みにカスタマイズした機体で、地上、空中に広がるフィールドをシームレスに駆け巡る解放感、多彩な兵装を駆使して敵を撃破していく爽快な戦闘が楽しめる。

バンダイナムコエンターテインメント『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』が11位に入った。前日86位から75ランクアップとなった。昨日9月3日より、6vs6で楽しめる新モード「エリア争奪バトル」を実装するとともに、通形ミリオの新”個性”技セットと「キャラクターガシャ(S12) 黒霧」を実施しており、売上を伸ばした模様だ。

新作としては、フリュー<6238>『けものティータイム ファンブレンドエディション』と通常版『けものティータイム』が12位と16位にランクイン。“ケモミミ×喫茶店×ASMR” を組み合わせた癒し系のアドベンチャーゲーム＆シミュレーション。ケモミミが当たり前に存在する世界で、主人公「タルト」と妹でパティシエの「マカロン」が期間限定で喫茶店を運営し、ブレンドティーを作り、お客様（ケモミミたち）と交流する。ファンブレンドエディションは、アートブックとサウンドトラックがセットになっている。

■ 25年9月5日 (金)

9月5日9時40分現在の国内Steam売上ランキングは、オーストラリアのTeam Cherry『Hollow Knight: Silksong』が首位を獲得した。『Hollow Knightト』の続編となるMetroidvania型の2D探索アクションで、主人公「ホーネット」を操作し、新たな王国「ファールーム」でムシやケモノたちと戦い自身の秘密を解き明かしながら、頂にある「シタデル」を目指していく。サウンドトラック同梱版が5位、サウンドトラックのみが18位にランクインしている。

前日首位だったマーベラス<7844>『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』が2位、バンダイナムコエンターテインメント『みんなのGOLF WORLD』が3位にランクアップし、TOP3は今週発売の新作で占めた。

新作では、Naconの『Hell is Us』が20位にランクイン。内戦と謎の惨禍で呼び起こされた怪物たちが闊歩する世界で、マップなし、クエストマーカーなし、コンパスなしでの探索とソウルライク戦闘を融合した、三人称視点のセミオープンワールドのアクションアドベンチャーとなっている。

運用型ゲームでは、セガ『ペルソナ5: The Phantom X』が4位に浮上した。昨日Ver2.0アップデートを実施し、メインストーリー3章『無償の愛』第1幕と新スポット「吉祥寺」の解放とともに、★５怪盗「坂井 綾香」らをピックアップするPICKUP怪ドル契約『ドラマティックコード』を開催しており、売上を伸ばしている模様だ。

このほか、『機動戦士ガンダム バトルオペレーション２』(11位)、『Strinova』(14位)もTOP20に復帰した。