【週間サブスクランキング】『ワンパンマン』『SPY×FAMILY』が安定感　週の後半は『無職の英雄』が席巻

dアニメストア

2025年10月14日から17日にかけてのdアニメストアのランキング推移を見ると、今週も話題作がしっかりと存在感を見せた。

まず、トップ10内で安定した動きを示したのが『ワンパンマン』第3期、「とんでもスキルで異世界放浪メシ2」、そして「素材採取家の異世界旅行記」。いずれも新作放送や続編としての注目度の高さに加え、視聴者層の固定ファンを背景に、日ごとの大きな順位変動が少なく安定感を見せました。特に『ワンパンマン』第3期は14日の首位スタートから17日には10位に落ち着いたものの、毎日トップ10をキープしており強さを実感させる。

一方で、顕著な動きを見せたのは「無職の英雄 ～別にスキルなんか要らなかったんだが～」。地上波1週間先行配信というスタイルを活かし、最新エピソードの配信が始まったタイミングで一気に順位を伸ばした。14日時点では25位圏外に近い位置でしたが、15日に25位、そして16日には首位にジャンプアップ。そのまま17日も1位を維持しており、配信のタイミング次第で一気に話題をかっさらうポテンシャルを証明している。

DMM TV

10月14日から17日にかけてのDMM TVランキングでは、主役がめまぐるしく入れ替わる展開となった。週の前半は『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト「無限ガチャ」でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐＆「ざまぁ！」します！』（通称：無限ガチャ）が存在感を発揮し、2日連続で首位を獲得。その勢いを受けて注目を集めた。

しかし後半になると流れは変わり、長らく上位に位置していた『無職の英雄 ～別にスキルなんか要らなかったんだが～』がついにトップに浮上。さらに最終日には『素材採取家の異世界旅行記』が1位を奪取し、最後の最後で追い上げを見せるなど、熾烈な首位争いが繰り広げられた。

また、『嘆きの亡霊は引退したい 第2クール』は2日連続で2位に入り、安定した強さを披露。ただし惜しくも首位獲得には届かず、今後の巻き返しに注目が集まる。

ABEMA

10月14日から17日にかけてのABEMAアニメランキングは、「SPY×FAMILY」は14日の首位から少し順位を落としながらも、常にトップ3に留まり続けている。新作放送とともに人気の安定感は健在で、幅広い層から支持されていることが伺える。
同じく「とんでもスキルで異世界放浪メシ」も、2位から6位までの範囲に収まり、ランキングの常連として安定。生活感ある異世界作品として、継続的な支持を得ている。

一方で「野生のラスボスが現れた!」と「悪食令嬢と狂血公爵」は、放送直後に高順位を記録しながらも、そこから徐々に後退。いずれもストーリー序盤の盛り上がりで視聴者を掴んだあと、安定層に落ち着いていく傾向が見られる。

最も注目すべきは「無職の英雄 ～別にスキルなんか要らなかったんだが～」。14日と15日には19位と下位に留まっていたものの、16日に1位に浮上。地上波より1週間早いABEMA独占先行配信が功を奏し、最新エピソード配信と同時に一気に視聴者が集中したと見られる。その勢いは翌17日にも継続し、首位を守っている。

U-NEXT

U-NEXTにおけるアニメ主要タイトルでまず注目すべきは「ワンパンマン(第3期)」と「SPY×FAMILY Season 3」。両作品は原作の知名度とブランド力が高く、配信開始以来、安定して上位に位置している。特に「ワンパンマン」は14日に首位を獲得し、その後も2位から4位の範囲にとどまり、盤石な人気を示した。「SPY×FAMILY Season 3」も2位スタートから6位に下がった後、6位・6位と安定推移しており、固定ファン層の厚さを裏付けている。

一方、異世界ファンタジー系の「素材採取家の異世界旅行記」と「無職の英雄 ～別にスキルなんか要らなかったんだが～」は、最新エピソードの更新とともに順位を大きく伸ばした点が特徴的。「素材採取家の異世界旅行記」は14日の14位から15日には一気に1位へと浮上し、その後も1位・4位と高水準を維持した。また「無職の英雄」は14日の11位から17日には首位を奪取しており、新規エピソード更新の爆発力を如実に示した。

さらに特筆すべきは「不遇職【鑑定士】が実は最強だった」の存在である。本作は1月に放送された旧作であるにもかかわらず、サブスク解禁直後から安定して上位にランクインした。14日の4位から始まり、その後も2位から4位の範囲に収まり続け、結果的に1週間を通してランキング上位を維持した点は異例である。サブスク解禁需要による一過性のブームと予想されていたが、実際には継続的な視聴を獲得しており、配信戦略の妙を示す事例となった。

TVer

TVerで圧倒的な存在感を示し続けているのが 「ワンピース エッグヘッド編」。14日から16日まで連続で首位をキープし、その強さを改めて見せつけました。王者としての貫禄は健在。

しかし、17日には異変が起こる。なんと、「野原ひろし 昼メシの流儀」が首位に躍り出ました。これまで堅牢だった「ワンピース」の牙城を崩した快挙であり、ファンの関心が一気に高まっていることを裏付けている。

一方で、「TVアニメ『SPY×FAMILY』Season3」は2位を安定して維持。どの日も上位を守り続けるその安定感は驚異的が、逆に一度も1位を獲得できていないのは歯がゆい状況とも言える。人気の高さは間違いないものの、あと一歩の突破力が課題となっている印象。

また、「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語 TV Edition」や 「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」 といった定番・名作タイトルも着実に上位をキープし、根強いファン層の存在を示している。