【Steam(10/25～10/31)】『ダッコフ』が前週から好調維持し7日連続の首位達成　後半は『ドラクエI&II』と『シャドバWB』が活躍

25年10月25日～31日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、1週間のまとめからみていきたい。前週から引き続き『エスケープ フロム ダッコフ』が前週からの好調を維持し、7日連続首位を達成した。週後半に入ると、待望のリリースとなった『ドラゴンクエストI&II』や、『グランブルーファンタジー』コラボを開始した『Shadowverse: Worlds Beyond』が活躍を見せた。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年10月27日 (月)
■ 25年10月28日 (火)
■ 25年10月29日 (水)
■ 25年10月30日 (木)
■ 25年10月31日 (金)

■ 25年10月27日 (月)

10月27日10時10分現在の国内Steam売上ランキングは、ビリビリの新作『エスケープ フロム ダッコフ』が首位だった。これが6日連続となる。

今週末に発売を控えているスクウェア・エニックス『ドラゴンクエストI&II』が3位にランクアップ。発売日接近に伴い予約注文を伸ばしているようだ。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の後の世界を描く『ドラゴンクエストI』と『ドラゴンクエストII』がひとつのソフトになって現行機で登場する。首位獲得は間違いないところで、どのタイミングで首位になるか注目される。

新作では、インディーゲーム開発スタジオNuggets Entertainmentが開発した『RV There Yet?』が10位に登場した。発売から4日間で100万本を突破したとのこと。キャンピングカー(RV)で休暇を楽しんだ後、無事に運転して家に帰ることが目的の協力型アドベンチャー。「通常のルート」ではなく、荒れていてかつ危険な裏道を通らなければならず、他のプレイヤーとの協力が鍵になる。

このほか、Xbox Game Studios『The Outer Worlds 2』が11位にランクアップ。一人称/3人称視点のSF RPGの続編。プレイヤーは、星系 “Arcadia”で「地球理事会」のエージェントとして、時空裂け目が発生して植民地が地球と切り離されつつある状況を調査する。独裁政府・巨大企業・新興の科学派閥など複数勢力が入り乱れ、プレイヤーの選択が星系の運命を左右する。

■ 25年10月28日 (火)

10月28日10時10分現在の国内Steam売上ランキングは、ビリビリ『エスケープ フロム ダッコフ』が首位をキープした。これで7日連続である。ビリビリは、MODの増加に伴い、ウイルスやマルウェアを装ったMOD、有料MODなどに注意喚起を行っている。続いて今週末に発売を控えている『ドラゴンクエストI&II』が2位に浮上し、『Battlefield™ 6』が3位にランクダウン。

この日は、ネクソン系のEmbark Studiosが開発する『ARC Raiders』が7位に順位を上げた。SF科学世界を舞台にした、ハイリスクな地上でのスカベンジングと戦略的サバイバル、そして地下でのクラフト要素を融合させたゲーム。プレイヤーは「レイダー」となり、巨大な機械生命体「ARC」やライバルのレイダーなど様々な脅威が待ち受ける崩壊後の世界「ラストベルト」を仲間と協力しながら駆け巡る。

KRAFTONの4人協力型の心理ホラーゲーム『ミメシス』も15位にランクイン。原因不明の雨によって一部の人間が他人の声・行動・記憶を模倣する存在“Mimesis”に変異してしまった世界で、プレイヤーはトラムに乗り、仲間と共に危険地帯からの脱出を目指して資源を収集しトラムの運行を維持し続けていく。しかし仲間の誰かがすでに“Mimesis”に入れ替わっている可能性があるという疑念と緊張感が感じられるという。AI技術を活用し他のプレイヤーの声を真似た声を出してくるため、ついつい騙されてしまうという。

■ 25年10月29日 (水)

10月29日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストI&II』が首位を獲得した。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の後の世界を描く『ドラゴンクエストI』と『ドラゴンクエストII』がひとつのソフトになって現行機で登場する。コンソール版は明日10月30日に発売だが、Steam版は10月31日に発売する予定だ。

本日は、DLC発売タイトルの上昇が目立っている。『JR東日本トレインシミュレータ』が9位にランクイン。101位以下からの急上昇となった。JR横浜線の運転体験が楽しめる『JR東日本トレインシミュレータ: 横浜線 (大船 → 八王子) E233系6000番代』が11位にランクインしており、ゲーム本編もともに上昇したようだ。

『Crusader Kings III: All Under Heaven』が発売となった『Crusader Kings III』も6位にランクアップ。ゲーム本編については70％OFFの2097円で購入できるセールを開催していることもランクアップのの大きな要因とみられる。

このほか、エレクトロニック・アーツ『Battlefield™ REDSEC』が18位に登場した。基本プレイ無料のタイトルで、バトルロイヤルを大胆に再構築したモードや分隊制の競技モード「Gauntlet」、そして「Portal」の新たな拡張要素を収録しているという。好評発売中の『Battlefield™ 6』との共通DLC『シーズン1 Battlefieldプロ』も17位に入った。

■ 25年10月30日 (木)

10月30日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位を獲得した。『グランブルーファンタジー』とのコラボキャラクターが登場する新カードパック「Skybound Dragons / 蒼空の六竜」の提供を10月29日より開始した。「六竜」をはじめ「ベリアル」「ベルゼバブ」などの人気キャラクターが登場するもので、ユーザーから好評のようである。また、コラボ開催を記念して「蒼空の六竜カードパックチケット」合計10枚がもらえるミッションや、好きなデッキを1つ選べるデッキプレゼントキャンペーンなどを開催している。

同じCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が前日40位から5位にジャンプアップ。新育成シナリオ「ごくらく♪ゆこま温泉郷」を追加するとともに、育成ウマ娘「[宵闇ネオカグラ]トランセンド」が新登場する「新育成シナリオ開幕 プリティーダービーガチャ」と、SSR [ゆるり、ゆこま旅館]保科健子、SSR [天才的ユートピア]トウカイテイオーが新登場する「新育成シナリオ開幕 サポートカードガチャ」を開催しており、売上を伸ばしているようだ。

このほか、ネクソン系のEmbark Studiosの『ARC Raiders』が続伸して4位にランクアップ。こちらは本日発売である。SF科学世界を舞台にした、ハイリスクな地上でのスカベンジングと戦略的サバイバル、そして地下でのクラフト要素を融合させたゲーム。プレイヤーは「レイダー」となり、巨大な機械生命体「ARC」やライバルのレイダーなど様々な脅威が待ち受ける崩壊後の世界「ラストベルト」を仲間と協力しながら駆け巡る。

■ 25年10月31日 (金)

10月31日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストI&II』が首位に返り咲いた。コンソール版は昨日リリースだが、Steamでは本日発売となった。ネクソングループのEmbark Studiosが手掛けた新作『ARC Raiders』が前日4位から2位に順位を上げた一方、前日首位のCygames『Shadowverse: Worlds Beyond』は順位を落としたが、引き続きTOP3をキープした。

この日は、NetEase Gamesのオープンワールドサバイバルゲーム『Once Human』が88ランクアップの6位と急上昇を見せた。昨日10月30日より、ポケットペアの人気タイトル『 パルワールド』 とのコラボイベントを開催している。新PvEシナリオ「異次元の収容」正式リリースなどコンテンツの大規模アップデートも実施しており、売上を伸ばしたようだ。

また、『星の翼』が続伸して7位に順位を上げた。S10シーズン開幕とともに、中国のデザインスタジオ「QuanKai」とのコラボの一環として「ジェミー」デッド・アライブの追加、そして「プリティトルネード」フランカーを昨日10月30日のメンテ後より実装したとのこと。デッド・アライブは恒常募集とキャラ交換チケット、フランカーはシーズンパスとシーズンショップで入手できるという。

このほか、バンダイナムコエンターテインメントの新作『テイルズ オブ エクシリア リマスター』が12位にランクアップした。『テイルズ オブ』シリーズ15周年作品のリマスター版で、医学生の少年「ジュード」と精霊の主マクスウェルを名乗る謎の女性「ミラ」が主人公のアクションRPGとなっている。