日本eスポーツ協会（JESU）は、障がいを持つ人のeスポーツ参加を支援する人材を育成するためのセミナーを12月7日に開催する。この企画は2024年度のセミナーが好評であったことを受けて決定したもので、医療や福祉の前提知識を持つ人を対象に、機材や環境の整備、適切なサポートなど実践的な知識や方法を紹介する。
eスポーツは、年齢、性別、身体的なハンデキャップを超えて誰もが楽しめることが特徴であり、障がいを持つ方の社会参画や交流の取り組みが行われてきた。しかし、支援する人材や機器の不足が課題であると指摘されている。
JESUは、適切な支援を提供できる人材の増加が、包括的で多様性を尊重した共生社会の実現につながると期待しており、障がいを持つ方のサポートやeスポーツの社会的効果に興味・関心のある人の参加を呼びかけている。
JESUは今後もeスポーツの振興を通じて、国民の競技力の向上とスポーツ精神の普及を目指し、国民の健康と社会・経済の発展に寄与することを目的に活動していく方針。
▼昨年の模様
【セミナーの概要】
タイトル: 第4回 からだに不自由のある方へのeスポーツ支援者入門セミナー
日時: 2025年12月7日（日）13:00～18:30（12:30受付開始）
場所: 中日ホール＆カンファレンス Boardroom（愛知県名古屋市中区栄4-1-1中日ビル6F）
主催: 一般社団法人日本eスポーツ協会
共催: 一般社団法人愛知eスポーツ連合
運営協力: 一般社団法人ユニバーサルeスポーツネットワーク
内容: 日本eスポーツ協会の担当者による講話、現役作業療法士による講話、各種eスポーツ体験、アクセシビリティコントローラ等を用いたeスポーツプレイの適切な環境調整、障がい体験を通じた支援方法の習得などが含まれる。セミナー終了後には修了証が発行される。
対象者: eスポーツに興味があり、障がいのある方へのeスポーツ支援を始めたい人、eスポーツプレイヤー、ゲーム開発の専門学校生、医療職、福祉職など（原則高校生以上。障がいを持つ方も参加可能）。
募集人数: 約30名（応募者多数の場合は先着順）
参加費: 無料（会場までの交通費は各自負担）
申し込み締切: 2025年12月4日（木）17時
お問い合わせ: jimu@jesu.or.jp（一般社団法人日本eスポーツ協会 セミナー窓口）
