電通デジタルHD、広告ソリューションのMaxifierに出資…電通グループとの協業も検討

電通デジタル・ホールディングスは、「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、アド・テクノロジーとデータ・マネジメントを手がけるMaxifierに出資したと発表した。出資額や出資比率などについては明らかにされていない。 Maxifierは、プレミアム・アド、アド・ネットワーク、アド・エクスチェンジ、SSP(Supply Side Platform)など多様な収益チャネルやキャンペーンを横断して、媒体社の収益を最大化するソリューション「ADMAX」を提供している。 「ADMAX」は、 1. アドサーバー、SSPやイールド・オプティマイザーと連携し、すべてのキャンペーン(需要)や枠在庫(供給)を横断した最適化を行う 2. ADMAXとインテグレーションしているタイプのアドサーバーであれば、リアルタイムでの最適化が可能である 3. ログ方式を採用しているため、煩雑なタグ管理を必要とせず、またADMAXとインテグレーションしていないタイプのアドサーバーでも、ログさえあれば最適化分析が可能である といった特徴を持ち、欧米の大手媒体社に数多く採用され成果を上げつつあるとともに、日本支社を設立し、日本やアジア市場での本格的なビジネス展開を開始している。 電通デジタル・ホールディングスでは、Maxifierのソリューションやノウハウは、日本を含むグローバル市場で成長が見込めるとともに、プレミアム広告を中心とした市場の健全な発展に大きく寄与するものと判断し、今回の出資を決定した、としている。 今後、サイバー・コミュニケーションズを中心に、電通グループとMaxifierが連携し、アジア市場全体を視野に入れた共同事業の展開も検討する。