日本一ソフト、第2四半期は赤字転落も予想より縮小…ディスガイア3が北米で堅調

日本一ソフトウェア<3851>は、この日(11月9日)、第2四半期(4~9月期)の連結決算を発表し、売上高10億円(前年同期比15.5%減)、営業損益4600万円の赤字(前年同期2億2200万円の黒字)、経常損益3900万円の赤字(同2億0800万円の黒字)、四半期純損益8900万円の赤字(同1億2200万円の黒字)だった。 赤字決算となったものの、赤字幅は従来予想を下回った。従来の計画は、売上高9億5900万円、営業損益1億3200万円の赤字、経常損益1億3800万円の赤字、四半期純損益1億2200万円の赤字だった。

 

■前年同期との比較

 

■従来計画との比較

 

従来予想を上回った要因として、同社では『魔界戦記ディスガイア3 Return』の北米版が堅調に推移したことに加え、オンライン事業におけるダウンロードコンテンツの配信が好調に推移したこと、ライセンス事業及びその他事業におけるロイヤリティ収入が好調に推移したことをあげている。

損益面では、当初計画で上半期発売予定としていたタイトルが延期したことによる売上原価の減少や、経費等コストの削減・業務効率の改善などが奏功したとのこと。

 

 

■2013年3月期の見通し

2013年3月期の見通しは、売上高27億1200万円(前期比10.2%増)、営業利益5700万円(同82.1%減)、経常利益4500万円(同86.1%減)、当期純利益1800万円(同91.2%減)を見込む。

 

 

従来予想から変更していないが、同社では、当期発売予定であった『魔女と百騎兵』を発売未定にしたこと、第4四半期に発売予定の『神様と運命革命のパラドクス』、『ディスガイア D2』などの商品の販売動向が不確定な要素を含んでいるため、としている。

株式会社日本一ソフトウェア
https://nippon1.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社日本一ソフトウェア
設立
1993年7月
代表者
代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
決算期
3月
直近業績
売上高48億3300万円、営業利益7億4500万円、経常利益9億4100万円、最終利益6億7200万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3851
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