カヤック、総額3億5000万円の第三者割当増資－組織体制も変更

カヤックは、4月8日、4月1日を払込期日として、サイバーエージェント、スタートトゥデイ、グロービス・キャピタル・パートナーズの運営するファンドを引受先とする総額3億5000万円の第三者割当増資を実施した、と発表した。 カヤックでは、今回の調達した資金について、主として事業スピードと採用スピードの加速が目的としている。そのほか、買収を希望する企業や事業部・チーム丸ごとの移籍希望の募集、カヤック寮の開設、関西圏の採用を強化するため、旅する支社の設立などを行う、としている。 また、3月24日付けで、組織体制も変更し、藤川綱司氏が取締役に就任するほか、社外取締役に、ディーバ代表取締役の森川徹治氏、グロービス・キャピタル・パートナーズの高宮慎一氏が就任する。監査役には、佐田俊樹氏、中村公認会計士事務所の中村元彦氏、TMI総合法律事務所の松本拓生氏が就任し、同社の監査役は3名体制となった。 この日の日本経済新聞朝刊の報道では、カヤックは、来年にも上場を目指しているとのこと。株式公開にあたっては、監査役会設置会社であることは要件のひとつとなっているが、今回、資本の充実とともに、上場に向けた体制整備についても一気に進めてきたようである。 　 詳細：　http://www.kayac.com/company/release/20110408