【イベント】ガンダムゲーム初の賞金制大会「GGGP」を「C3AFA TOKYO 2018」で開催 『ガンソク』『EXVS MBON』の初代チャンピオンが決定


創通<3711>は8月26日、賞金制大会「GGGP(GUNDAM GAME GRAND PRIX)」を、「C3AFA TOKYO 2018」内で開催した。(特別協力:SANKYO、協賛:JTBコミュニケーションデザイン)
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第一回大会となる今回は、バンダイナムコエンターテインメントの提供する『機動戦士ガンダム 即応戦線』と、バンダイナムコアミューズメントが提供する『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』が競技種目に。総合MCにはコーリーさん、スペシャルゲストには『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス役の河西健吾さんが出演し、本大会を盛り上げた。本稿では、ガンダムゲームでは国内初の賞金制大会となった本イベントの模様をお届けする。
 

■自身の戦略と強力なユニットへの対策が念願の優勝へ


『機動戦士ガンダム 即応戦線』は「機動戦士ガンダム」の1年戦争にスポットを当てた、対戦型リアルタイムガンダムバトルゲーム。プレイヤーは「連邦軍」もしくは「ジオン軍」の指揮官となって、世界中のプレイヤーと戦うことができる。本大会では連邦軍から5名、ジオン軍は3名の指揮官が初代チャンピオンの座をかけて戦った。
 
【大会ルール】
・シングルエリミネーション方式
参加者は8名。
・ユニット、拠点レベル
ユニット、拠点ともにレベル1になる。
・陣営
エントリーの際に所属陣営を選択。大会中の陣営の変更は禁止。
・デッキ
毎試合デッキは変更可能。
・タイムアップ時について
拠点破壊数が同数だった場合、「トーチカ+母艦」の残りHP合計を計算、多い方のプレイヤーが勝利となる。
拠点破壊数が同数且つ残HPの合計値が同一だった場合、先に拠点を破壊していた方が勝利。
※再試合は行わない。

【賞金】
優勝:10万円

【勝利条件】
1回戦~準決勝:1試合先取
決勝戦:2試合先取

決勝戦に駒を進めたのは、Sads第96小隊・黄色鳥Ver.清春選手と、GUNS N' ROSES・トンボ選手。ゲーム内大会では連邦軍が優位になることが多いが、今大会ではジオン軍プレイヤーが奮闘。決勝戦はジオン軍プレイヤー同士の戦いとなった。

●決勝戦
決勝戦第1試合は、互いに戦場中央に支援ユニットを出し合うセオリー通りの戦術からスタート。黄色鳥Ver.清春選手は、ENが貯まると右ルートに切り札の「シナンジュ」を展開。対するトンボ選手は中央に「ゾック」を展開しながら、「シナンジュ」へのカウンターに「グフ」と「ヒルドルブ」を使用。黄色鳥Ver.清春選手は「アッガイ」も展開し、トンボ選手の拠点を落とすことに成功するが、「ゾック」「ヒルドルブ」の処理に時間をかけてしまう。左ルートでも攻め手を緩めず、両拠点をカウンターで撃破することに成功したトンボ選手が1戦目を制した。

2試合目は、黄色鳥Ver.清春選手が「ゾック」に対応するべく「黒い三連星」を編成。1試合目と同じく中央に支援ユニットを置き合う展開から始まると、黄色鳥Ver.清春選手は1戦目と同じく、右拠点から攻略を始める。逆ルートに置かれた「ゾック」には「黒い三連星」で処理し、順調に拠点の撃破は成功するが、左右交互に配置される「ヒルドルブ」「ゾック」に少しずつ前線を押し込まれてしまう。最後は「ギャン」に前線を押し上げられ、ほぼ同時タイミングで両拠点を撃破。トンボ選手のストレート勝利となった。
 

優勝したトンボ選手は「中央のヒルドルブやゾックを拠点に、左右の拠点を攻める戦略が上手く作用した。今大会、強敵揃いの中で優勝できて嬉しい」と率直な感想を述べた。採用率が非常に高い「シナンジュ」や「ユニコーン」への対処も上手く、「グフ」を採用したダメージ交換、ヘイト管理など、一流プレイヤーならではのプレイングが光った結果となった。
 

■楽しみながらのプレイが優勝に繋がった


『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON』は、2on2方式のチーム対戦アクションゲーム。実況解説には、本シリーズでお馴染みの店員Aさん、黒日さんが登壇した。
 
【大会ルール】
・2on2のシングルエリミネーション方式
参加64チーム(1チーム2名):合計128名
・ゲーム内の制限時間
1回戦~ベスト8:270カウント
ベスト4~決勝:無制限カウント
・ステージ
毎試合ランダムセレクト
・使用機体
受付時に登録した機体で参加。途中変更不可。
・EXバースト
各試合毎に自由に選択可能。

【賞金】
優勝チーム:50万円(1名25万円)
準優勝チーム:20万円(1名10万円)
3位チーム(2チーム):各10万円(1名5万円)

【勝利条件】
1回戦~準決勝:1試合先取
決勝戦:2試合先取
時間切れの場合は、対戦スコア4位がいるチームが敗退


全国大会「PREMIUM DOGFIGHT」の優勝者や、ベスト4経験者なども名を連ねる激戦となった本大会。以下の4チームが各ブロックを勝ち抜き、決勝トーナメントまで駒を進めた。

・「GGGP2018優勝」チーム
ナスタン選手/レオシグ選手:アッガイ/ゴトラタン

・「毎日握手」チーム
ライカルjr選手/よっちゃん選手:リボーンズガンダム/ストライクノワール

・「就職しろ!にひ!」チーム
俊彰くん選手/なみへいboy選手:ガンダム・グシオンリベイクフルシティ/リボーンズガンダム

・「犬の散歩」チーム
れぷりか選手/とうま選手:ラゴゥ/ブルーディスティニー1号機

●準決勝第1試合「GGGP2018優勝」チーム vs 「毎日握手」チーム
店員Aさんからは"ゲテモノチーム"とも評された「GGGP2018優勝」チーム。機体コストの低い1500・2500の編成で、戦場を荒らすプレイスタイルを得意としている。試合が始まると、「毎日握手」チームの得意とする射撃戦を避けるように1:1のタイマン勝負を仕掛けた。しかし、ライカルjr選手の使用する「リボーンズガンダム」は本作でも屈指の機動力を誇る高コスト機。狙いをよっちゃん選手の「ストライクノワール」に変えて、2:1の状況を作り出し、少しずつダメージを重ねていく。
 

通常3000コスト(リボーンズガンダム)と2500コスト(ストライクノワール)の機体では、3000機の先落ちが望ましいが、それをさせまいとレオシグ選手・ナスタン選手の"EXバースト"で、両機体にダメージを与えることに成功。理想的な「ストライクノワール」先落ちの形を作り出した。最後は高機動を誇る「リボーンズガンダム」といえど、「アッガイ」「ゴトラタン」の2度目の"EXバースト"からは逃げ切れず敗北となった。

●準決勝第2試合「就職しろ!にひ!」チーム vs 「犬の散歩」チーム
3000・2500機による「就職しろ!にひ!」と1500・2000機体による 「犬の散歩」チームの勝負となった。本大会で特に注目されていたのが3000機体の「リボーンズガンダム」で、「就職しろ!にひ!」チームが敗退すれば、3000コスト機のいない、比較的珍しい決勝戦となる。低コストチーム同士の決勝戦となるのか、前評判通りに「リボーンズガンダム」が活躍し、決勝戦に残るのか注目の1戦となった。

「犬の散歩」チームは、「ラゴゥ」が地上からビームキャノンを、「ブルーディスティニー1号機」は高度からマシンガンで挟撃を得意とするペアだ。試合開始から攻め立てる「犬の散歩」チームに対し、「就職しろ!にひ!」チームは逃げつつも反撃を行う展開に。なみへいboy選手の「リボーンズガンダム」は相手のスキにサブ射撃や特殊射撃で対応するが、低コストの俊彰くん選手の「ガンダム・グシオンリベイクフルシティ」が「ブルーディスティニー1号機」に捕まってしまい、先落ちしてしまう。

最後は「リボーンズガンダム」を「ブルーデスティニー1号機」の"EXバースト"で追い込んだ「犬の散歩」チームが勝利。決勝戦へと駒を進めた。

●決勝戦 「GGGP2018優勝」チーム vs 「犬の散歩」チーム
決勝戦は「リボーンズガンダム」などの有力機体を倒してきた低コストチーム同士の戦いに。1:1の戦いが強い「GGGP2018優勝」チームが、序盤から仕掛けていく戦いとなった。「アッガイ」は特殊射撃のジュアッグ呼出が地上を走る「ラゴゥ」に対して強力な武装。ダメージは大きくないものの、ダウンを奪うことで2:1の状況を作り出していく。少しずつ有利な状況を生み出し、最後は「アッガイ」と「ゴトラタン」の"EXバースト"で「ブルーデスティニー1号機」の体力を削りきった。
 

2戦目では、ジュアッグ呼出に対応しているだけではダメージレースで勝てないとみたのか、れぷりか選手の「ラゴゥ」が強気で格闘を振るシーンも見られた。しかし、その対応の上をいく攻撃力でレオシグ選手の「ゴトラタン」がとうま選手の「ブルーデスティニー1号機」を撃破。「GGGP2018優勝」チームが1戦目の勢いをそのままに2戦目も勝利。素早い動きで戦場を荒らし続けたレオシグ選手、ナスタン選手が頂点に輝いた。
 

優勝したレオシグ選手は「楽しみながらのプレイが優勝に繋がって嬉しい。相方のナスタン選手やこれまで対戦してくれた方たちに感謝したい。」と感想を述べた。

同シリーズでは今後の大会でも賞金が期待される。賞金獲得を目指して、プレイヤーがより一層日々のゲームに向き合うことを想像すると、次回以降の大会もよりハイレベルな戦いに、そしてエンターテインメント性溢れるものになっているだろう。


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株式会社バンダイナムコエンターテインメント
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会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
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