【イベント】今後の展望が公開された「駿馬 NAGOYA KAIKOU」をレポート! 第18回開催となる「駿馬」は名古屋で開催!


ファリアーは9月30日、名古屋にて第18回「駿馬 NAGOYA KAIKOU」を開催した。「駿馬(しゅんめ)」とは、ゲーム業界を目指す学生に向けてファリアーが全国各地で開催しているイベントの総称である。「駿馬 KAIKOU(邂逅)」は、そのイベントに企業も参加し、会社説明会やトークセッション、個別指導と盛りだくさんの内容となっている。

今回で第18回となる駿馬。毎回、全国のゲーム業界を目指す学生に向けて、ゲーム業界を「ただの夢」ではなく「目指す先」として具体的にイメージし、「夢から目標に」転化する機会を届けている。

今回の記事では、当媒体の連載記事「ゲーム業界活人研」( https://goo.gl/y4Rtmz )でもお馴染みのファリアー代表・馬場保仁氏が全国に届ける「駿馬 NAGOYA KAIKOU」の模様をレポートしていく。
 

■台風の中、学生の安全を第一に予定を変更して開催



今回の駿馬は、台風の影響により開催中止の可能性もあった。

これまで全国で毎月開催していながら一度も中止や延期になっていないことにも驚くが、台風のペースが若干遅れ、名古屋近辺から地下鉄で参加する学生が多かったこともあり、開催時刻を早め、夕方までに解散する形に予定を変更し開催することが出来た。

全国で開催されている駿馬が、再び名古屋で開催されるまでには期間が空いてしまうため、「学生の今」を重視し、天気や交通状況を確認し、安全第一での開催となった。



『駿馬 KAIKOU』は昨年も名古屋で開催されており、今回のイベントは参加者の先輩にあたる「昨年の駿馬に参加したある学生」のエピソード紹介から始まった。

その学生は、初めて馬場氏と出会った時はまだまだ未熟だったが、駿馬への参加をキッカケに、様々な勉強会やワークショップに参加し、自分の考えをアウトプットして大人たちからフィードバックを貰うようになった。その結果、ゲーム業界の企業への就職が決まり、来年からゲームクリエイターとしての一歩を歩み出すこととなった。

たった1日のイベントではあるが、そこで学んだことを行動につなげていければ、大きく成長できるという実際の話を聞き、参加者たちは目を輝かせていた。


 

■やり方を理解し、持ち帰って反復



駿馬の特徴となる講義とワークショップだが、今回は、台風による時間調節のため短縮バージョンとなった。

しかし、この場だけではなく家に帰ってからも効果を発揮するように駿馬のワークショップは設計されており、参加した学生は会場で「やり方」を理解し、イベント後も自分で実践することが出来るようになる。周りの友達に伝えて一緒に行うことも出来るのである。

これは、毎月開催&全国を回る駿馬ならではの要素で、駿馬がない期間も駿馬で得た「型」を繰り返し、自分なりにアレンジを加えて行くことで、成長につなげることが出来る。

実際に、先月の駿馬で学びを得た学生が、1か月の間に制作した企画書やゲームを持ち込んできて、再度指導を受けているのも見受けられた。単なるダメだしではなく、指摘からの、次への「宿題」を課して別れているところが、馬場氏らしいユニークな指導だとみてとれた。



その場で「やらされている」のではなく、「やり方」や「考え方」を理解することで、自分1人でも工夫して学んでいけるようになれば、上記であげた学生のように、業界への就職に近付いて行くことが出来る。参加学生はそのことを肌で感じながら、ワークショップに向かい合っていた。

株式会社ファリアーでは、ワークショップの内容を、学校ごとや企業のクリエイター研修にもにアレンジしているようなので、詳細についてはぜひファリアーに問い合わせていただきたい。( https://www.farrier.jp/


 

■熱量の高い企業と学生



参加企業は4社。台風の影響で残念ながら2社が参加できない中、翌日のスケジュールを調整して東京からも集まった企業の熱量はもちろん、悪天候の中交通状況を確認して集まった学生の意欲はとても高く、これまで以上の盛り上がりを見せた。

・ディライトワークス 


・バンダイナムコスタジオ


・ワンダープラネット


・三洋物産



今回は、

・ブース説明会
・企業の代表者が登壇するパネルディスカッションの『KAIKOUトーク』
・個別質問タイム

それぞれの時間調整が行われ、個別に企業の方からアドバイスをもらえる「個別質問タイム」を長く取る設定となり、学生にとって普段とは違う良い刺激になった。

学校でいつも接している人からのアドバイスだけでなく、実際にものづくりの現場にいる方達から実体験をもとにしたアドバイスをもらうことで、今後の行動に大きな影響を与えるキッカケとなったのではないだろうか。

駿馬のように、全国を回るイベントは他にないため、各地にいるゲーム業界を目指す学生は、ぜひイベントに足を運んで現場の空気を感じて欲しい。


 

■発表された今後の駿馬の展望



今回の駿馬は、「講義&ワークショップ」「ブース説明会」「KAIKOUトーク」「個別アドバイス」に加えて、今後の駿馬についての展望も語られた。

1)『駿馬』(学生向け勉強会)
これまで通り、毎月全国何処かで開催!

2)『駿馬 KAIKOU』(学生向け勉強会&企業説明会など)
3の倍数月(3月、6月、9月、12月)に開催!

3)『駿馬 DAI-KAIKOU』開催!
毎年9月に、名古屋で、規模を拡大して駿馬を開催!
・2dayで開催!
・コンテスト or JAMを実施予定!
※協力企業、協賛企業を募集するもよう



4)『駿馬 とねっこ』開催!
学校が多くある都市に限らず、さらなる地域や高校生も視野に入れ、全国ピンポイントで開催!



ということで、毎月の「駿馬」に加えて、「駿馬KAIKOU」とそのパワーアップ版「DAI-KAIKOU」、そして、これまで行けなかった土地まで手を伸ばす「駿馬 とねっこ」と、これから益々加速していく駿馬の未来が語られた。


《最後に》
今回で18回目となる駿馬。各地で開催される駿馬を見て感じることは、どの地域の学生も目を輝かせて話を聞き、周りの仲間とディスカッションしているということである。

情報が溢れる時代にはなったが、地域によって情報や機会にはまだまだ差がある。この取り組みが全国各地をつなぎ、ゲーム業界を目指す学生を増やすとともに、育成していく未来が楽しみである。

次回以降の開催も決定しており、「10月20日」「11月4日」「12月15日」に京都にて開催。関西近辺の学生は、ぜひチェックしよう!

10月20日のエントリーは既に開始しており、その先も順次公開予定とのこと。

・10月20日( http://shunme-19.peatix.com
・11月4日( http://shunme-20.peatix.com
・12月15日( http://shunme-21.peatix.com )11月15日公開予定

今後も全国で開催される駿馬から目が離せない!



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【 講師 】
馬場保仁氏 株式会社ファリアー 代表取締役
 
【 プロフィール 】
1997年 セガ・エンタープライゼス(現セガゲームス)入社
『プロ野球チームをつくろう!』シリーズ
『Jリーグプロサッカークラブをつくろう!』シリーズ
『龍が如く OF THE END』
『スーパーモンキーボール』シリーズのプロデューサー / ディレクターに従事
2012年 ディー・エヌ・エー入社
スマートフォンアプリのエグゼクティヴプロデューサーに従事
2016年 ファリアー 創業 現在に至る
 
【 参加費 】
無料
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株式会社ファリアー
http://farrier.jp/

会社情報

会社名
株式会社ファリアー
設立
2016年7月
代表者
代表取締役社長 馬場 保仁
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