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カプコン<9697>は、本日(5月8日)、2013年3月期の連結決算を発表しており、売上高940億円(前年同期比14.6%増)、営業利益101億円(同17.6%減)、経常利益109億円(同7.4%減)、当期純利益29億円(同55.8%減)だった。
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同社によると、主力のデジタルコンテンツ事業やアミューズメント機器の売り上げが伸びたものの、売上原価や販売管理費の増加により前期比17%の減少となった。さらに開発体制等の見直しに伴う事業構造改善費用などの特別損失を計上したため、増収減益となった。
■セグメント別の状況
主力のデジタルコンテンツ事業は、売上高636億3600万円(前期比6.4%増)、営業利益70億6200万円(同45.2%減)だった。
主力タイトル『バイオハザード6』は490万本を販売したものの、リピート販売が伸び悩んだことにより計画未達となった。また、新作タイトル『ドラゴンズドグマ』が採算性の高い国内市場で予想以上のヒットを放ち、近年のオリジナルタイトルとしては異例のミリオンセラーを達成した。
また、スマートフォンの普及が拡大する中、『みんなと モンハン カードマスター』と『バイオハザード アウトブレイク サバイヴ』が着実に新規ユーザーを獲得し、それぞれ会員数200万人を突破。ビーラインブランド『スマーフ・ビレッジ』も安定した収益を確保した。
このほか、アミューズメント機器事業では、旗艦タイトルのパチスロ機『バイオハザード5』が、家庭用ゲームソフトとの好循環により予想を大幅に上回る売行きを示し、売上高167億8300万円(同119.0%増)、営業利益48億9200万円(同449.3%増)だった。アミューズメント施設事業は、売上高109億4400万円(同6.7%減)、営業利益17億0900万円(同4.4%減)となった。
■2014年3月期の業績見通し
2014年3月期は、売上高970億円(前年同期比3.1%増)、営業利益120億円(同18.2%増)、経常利益117億円(同6.9%増)、当期純利益68億円(同128.7%増)を見込む。