KLab、eコマース事業に参入決定…宝島社のファッション誌「sweet」の公式eコマースを今秋開始

KLab<3656>は、本日（7月1日）、宝島社とライセンス契約を締結したと発表した。宝島社が発行する女性向けファッション雑誌「sweet」の公式eコマース事業に参入する。 KLabは、「sweet」のオフィシャルeコマースサイトを今秋オープンする予定。「sweet」に掲載された商品・ブランドなどをeコマースサイトで取り扱うが、いずれもセール時期を除くと定価販売しかしない商品を中心に販売する。また、月間販売部数38万部を誇るファッション雑誌「sweet」の誌面や「sweet」WEBサイトなどからeコマースサイトへ誘導することで集客を行なう考えだ。 KLabでは、今回のEC参入の理由について、優良顧客を獲得すれば安定した収益が継続的に見込まれる点など、収益のボラティリティが大きいモバイルオンラインゲーム事業の補完性があるため、としている。 今後は、「sweet」とのライセンス契約を皮切りに、ファッション雑誌・メディアと協業してeコマースサイトを開設する。その際、バックヤード関連業務とカスタマーサポート業務を別会社と提携することで、事業リスクの低減と業務負担の軽減を図る。 なお、2015年末までに取扱高40億円を目指すとしているが、来期以降に本格的に拡大するため、今期業績に与える影響は軽微となる見通し。