コロプラとKDDI、位置​情報ビッグデータを活​用した観光動態分析の​実証実験を開始

コロプラ<3668>とKDDI<9433>は、本日(7月18日)、三重県伊勢市、埼玉県、徳島県の3自治体と協力し、7月18日から2013年9月末まで位置情報ビッグデータを観光支援や地域振興に活用する観光動態分析の実証実験を行う、と発表した。 この実証実験は、両社の培ってきた位置情報活用の経験やノウハウを元に、観光客の位置情報ビッグデータを使って、把握困難であった観光客の移動傾向を統計的調査・分析を行い、観光振興計画の策定や地域経済活性化に取り組む。 観光客の位置情報ビッグデータから観光エリアへの流入経路や利用した交通手段の傾向を分析し、より安心かつ快適に観光を楽しめる交通環境整備に活用するほか、観光エリアの周辺地域を含めた人口動態を分析し、レジャー・宿泊施設の整備に活用する。 実験の枠組みとしては、KDDIが関連自治体の位置情報データについて、利用者個人が特定できない形式に加工した上でコロプラに提供し、コロプラは受け取ったデータを統計的に分析・レポート化し協力自治体に提供する。取得したデータは、今回の実証実験以外では利用しないとのこと。   ■三重県 伊勢市 伊勢市は「神宮ご鎮座のまち」として年間約800万人もの来訪者を受け入れている。コロプラ・KDDIは、同市がより安全かつ快適に観光を楽しめる環境づくりを推進するために、一定期間内の伊勢市来訪者の移動情報を複数の観点から分類し、各々の市内来訪状況を分析・可視化することで、伊勢市内の交通環境の整備や滞在型観光推進等の検討に役立てていく。   ■埼玉県 埼玉県は、川越や秩父などの人気の観光エリアに加え、花の名所、遺跡、工場見学ツアーなど多種多様な観光資源を有し、近隣都県からの日帰り観光客を多く受け入れている。コロプラ・KDDIは、位置情報ビックデータを活用した周遊・来訪状況分析によって、同県内の各観光エリア間での周遊性の高い観光ルート開発や、群馬県や新潟県との広域的な連携による観光促進に貢献していく。   ■徳島県 徳島県は、阿波おどり、鳴門の渦潮、吉野川などの豊かな観光資源を有していることに加え、2014年度に予定されている本州四国連絡高速道路への全国共通料金制度の導入により、更なる観光客の増加が見込まれている。そのため、同県では、来訪者の周遊や宿泊を促進し、県内滞在の長期化を図る観光振興施策を検討している。コロプラ・KDDIは、今回の実証実験では同県だけでなく四国他県、関西、中国、首都圏等遠方からの観光客の宿泊傾向や周遊状況を分析・可視化することで、広域・周遊型の観光誘客戦略の検討に貢献していく。
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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