【TGS2013】イケメンが甘いセリフをささやく…異彩を放ったボルテージのリアル恋愛ゲーム

同社は、『復讐のキスをあなたに』や『王子様のプロポーズ』、『My Romance Series』、『眠らぬ街のシンデレラ』などを出展するとともに、人気恋愛ゲーム『誓いのキスは突然に』の世界観を再現したチャペル風のステージとソファを設置して、リアル恋愛ゲームを出展していたのだ。モデルをしているイケメン花婿2名を起用した。

リアル恋愛ゲームは、俺様系と癒し系の男性のうち、好きな男性を選び、ソファに一緒に座るとスタートとなる。男性が様々な甘いセリフをささやくとともに、色々と質問をしてくるので答えていくと、その答えによってイケメンの好感度が変わり、エンディングを迎える。ハッピーエンドは結婚することで、一緒にチャペルの鐘を鳴らして終了となる。その後、記念写真や香水などのプレゼントが渡されていた。

一般公開日の9月22日は行列が絶えることがなかったが、一般公開日の2日間だけというわけではなかったようだ。同社広報部の佐藤純子氏によると、ビジネスデーにあっても、他社のコンパニオンの女性たちが多数ブースを訪れ、リアル恋愛ゲームを楽しんだという。また、ゲームの対象年齢を30代に設定しているタイトルが多いが、20代の女性も予想以上に多く参加し、佐藤氏は「年齢を問わず、女性はやはりイケメンが好きなんだなと実感しました。」と語る。

なお、同社では、今年5月、19歳～44歳の女性を対象に、「今どきの"恋愛ゲーム事情"実態調査」を行ったところ、最近のゲームの主流はゲーム機より「スマホ」で、スマホユーザーの43.0%はほぼ毎日ゲームをしているとのことだった。そして、「恋愛ゲームに求めるものは、恋愛のドキドキ感、ときめき、非日常のほか、癒し。しかし、実際の恋愛に対して現実的で、ゲームでは白馬の王子様を夢見ていないことがわかりました」（佐藤氏）。

ブースでリアル恋愛ゲームの様子を見学していたが、女性たちの反応、そして感想を聞く限り、今回出展されていたリアル恋愛ゲームでは、ユーザーが重視する「ドキドキ感や非日常、癒やし」などが提供されていたように思われる。5月に実施したリサーチと、今回のリアル恋愛ゲームの提供で得た経験や知見が今後のリリースタイトルにどう反映されるのか注目される。