アドウェイズ<2489>は、10月21日、10月18日に発行した行使価額修正条項付き第9回新株予約権（MSワラント）について、大量の権利行使があったと発表した。同社は、18日、メリルリンチ日本証券を引受先とする3万8540個の行使価額修正条項付き第9回新株予約権を発行すると発表していた（関連記事）。
今回、そのうち1万3200個の新株予約権が行使され、132万株の株式を交付したとのこと。行使価額は1575円で、アドウェイズは総額20億7900万円を調達したことになる。
行使価額は当初790円に設定されていたものの、ここ最近の株価上昇により、行使価額が2倍以上に上昇した。当初予定していた30億円を上回る調達額になる可能性もある。
なお、調達した資金の具体的な用途と支出予定時期は以下のとおり。
(1)海外進出先（台湾・タイ・インドネシアなど）におけるスマートフォン広告システムの企画、開発及び改修に伴う人件費及び外注加工費。支出予定期間は、2013年10月～2018年３月を見込む。
(2)海外進出先（台湾・タイ・インドネシアなど）におけるスマートフォン広告事業に伴うマーケティング費、PR費及びサーバー費。支出予定期間は、2013年10月～2020年3月を見込む。
(3)日本国内及び海外を横断的に広告出稿が可能となるスマートフォン広告システムの企画、開発及び改修に伴う人件費及び外注加工費。支出予定期間は、2014年1月～2018年3月を見込む。
(4)日本国内及び海外を横断的に広告出稿が可能となるスマートフォン広告事業に伴うマーケティング費、PR費及びサーバー費。支出予定期間は、2014年4月～2020年3月の見込み。
(5)スマートフォン関連の新規サービスの企画及び開発に係る人件費、外注加工費、マーケティング費、PR費及びサーバー費。支出予定期間は、2014年1月～2018年3月を見込む。
(6)インドなどの海外進出に伴う企業買収資金
