グリー、13年10～12月の営業益が前四半期比18％減との観測報道　

1月15日付の日本経済新聞朝刊は、グリー<3632>の2013年10～12月期の連結営業利益が80億円前後と７～９月期（前四半期）比で18％減ったようだと報道した。前年同期比では４割減とのこと。経費削減を進めたようだが、課金収入の減少を補い切れなかったもよう。市場予想平均（QUICKコンセンサス）の営業利益（72億円）は上回ったようだと伝えている。

日経報道によれば、収益の柱である従来型携帯電話（フィーチャーフォン）向けの交流ゲームの課金収入が振るわず、売上高は７～９月期比９％減の320億円前後と、4四半期連続で減少。前年同期比では19％減ったという。市場が拡大しているスマートフォン（スマホ）向けゲームでもヒット作に恵まれず、課金収入の低迷に歯止めをかけられなかったようだと指摘している。

一方、純利益については「10～12月期は7～9月期に比べて採算の悪いゲームの整理に伴う損失は生じなかったもようで、純利益は7～9月期に比べて増えたとみられる」と報じた。

なお、この報道に対して、グリーは「報道機関の予測によるものであり、当社が発表したものではございません」とのリリースを発表している。13年10～12月期（14年6月期第2四半期）決算については、14年2月14日に発表を予定している。