アドウェイズ<2489>は、この日（8月29日）、メリルリンチ日本証券を割当先とする行使価額修正条項付き第10回新株予約権（第三者割当て）の発行を行うとともに、コミットメント条項付き第三者割当て契約を実施すると発表した。昨年10月にメリルリンチ日本証券を割当先とする新株予約権を発行したが、これに続く大規模な資金調達となる。発行する新株予約権は、4万6253個で、1個あたりの発行価額は1200円（総額5500万円）となり、潜在株式数は462万5300株（希薄化率11.3％）となる。行使価額は、当初は1548円だが、株価によって変動する。行使価額の上限はなく、下限行使価額は1084円に設定されている。新株予約権がすべて権利行使されれば、総額で約71億7200万円の資金が調達できる見通し。
同社では、今回調達した資金の使途について、中長期的な経営目標である「世界のインターネット商社」の実現のため、日本国内のアフィリエイト広告事業を磐石にし、かつスマートフォン関連事業の成長をさらに加速させるために、その事業の進捗状況に応じた、M&Aや戦略的な資本提携など投資資金需要に総合的に充当するため、と説明している。支出予定期間は2014年10月～2016年9月。
なお、今後のスケジュールは、申込期間が9月16日で、払込期日が9月17日。新株予約権を行使できる期間は、2014年9月18日～2016年9月17日となっている。
