ファンコミ、14年12月期は「NEND」好調で営業益44％増の58億円に拡大…15年12月期は21％増の71億円を計画

ファンコミュニケーションズ<2461>は、2月9日、2014年12月期の連結決算を発表し、売上高が前期比40.8％増の319億円、営業利益が同44.5％増の58億円、経常利益が同44.2％増の59億円、最終利益が同41.6％増の36億円だった。
 
同社では、スマートフォンの普及を背景にスマートフォン経由の広告収入が拡大したことが主な要因と説明している。とりわけ「NEND」の売り上げが順調に伸びた模様だ。セグメント別の状況は以下のとおりとなる。

ａ）パソコン向けアフィリエイト広告サービス
売上高127億円（前期比17.6％増）、営業利益32億円（同12.9％増）だった。「エーハチネット」で各種キャンペーンや広告主に向けて費用対効果を高めるコンサルティング活動を行った。

ｂ）モバイル向けアフィリエイト広告サービス
売上高186億円（同70.1％増）、営業利益36億4900万円（同79.6％増）だった。スマートフォン向け広告サービス「ネンド」の売上が順調に推移した

ｃ）自社媒体事業
売上高3億円（同30.6％減）、営業損失0.63億円円（前年同期は0.2億円の赤字）だった。広告収入を収益モデルとした自社媒体の運営を行っている。

ｄ）その他
売上高3億円（同31.0％減）、営業利益0.39億円（前年同期比3.8％増）だった。他社媒体広告販売などを展開している。



■2015年12月期の見通し

2015年12月期は、売上高387億円（前期比21.0％増）、営業利益71億円（同21.4％増）、経常利益71億円（同20.5％増）、最終利益46億円（同26.7％増）を見込む。