【ゲーム株概況(3/25)】クルーズが大幅高で1月の戻り高値をクリア マーベラスは朝方急騰も次第に値を消す…Aimingの値動きが影響した可能性も
3月25日の東京株式市場では、日経平均株価は小反発し、前日比32.75円高の1万9746.20円で取引を終えた。後場よりに大きく売り込まれ、前日比でマイナス圏に大きく沈んだものの、3月末の権利付き最終売買日を明日に控え、引けにかけては大きく戻す展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、クルーズ<2138>やgumi<3903>、シリコンスタジオ<3907>などが高い。いずれも新たな材料が浮上という形ではないが、クルーズは『ファイナルファンタジーXI』の関連スマホゲーム『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』の発表(関連記事)を契機に株価の動きが大きく変わっており、本日の上昇で1月19日の戻り高値2660円をクリアした。
一方、gumiとシリコンスタジオは、置かれた状況は違えど、いずれも株価が上場後の安値圏に位置しており、底値を狙った買いなどが入っているようだ。
また、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』のApp Store売上ランキングでの首位獲得(関連記事)を受け、マーベラス<7844>が朝方急騰した。しかし、一時1700円台を回復したものの、その後は次第に値を消し、結局は前日比37円高の1627円で取引を終える形になった。
半面、ガーラ<4777>やモブキャスト<3664>が軟調なほか、ホールシステム事業の一部債権について取立不能等のおそれが発生したことで2015年3月期業績予想の下方修正を発表したサン電子<6736>が大幅安した。
なお、本日上場したAiming<3911>は、朝方、公開価格920円を12.1%上回る1032円で初値を形成。場中に1300円台に乗せる場面もあったものの、結局は終値1126円で初日の取引を終えた。同社の市場予想を下回るスタートが、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』で協業するマーベラスの株価に心理的な重しとなった可能性もありそうだ。
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Aimingが東証マザーズに上場…初値は公開価格比12.1%高の1032円
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844