【ゲームエンタメ株概況(12/25)】市場参加者少なく市場は閑散 エンタメ全般堅調、中小型の個別株物色も盛ん【チャート掲載】

12月25日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比63円69銭高の5万0407円79銭でこの日の取引を終えた。海外勢がクリスマス休暇に入ったうえ、手がかり材料に乏しく、方向感の乏しい展開が続いた。売買代金は3兆円を下回り、今年最低になったとのこと。

 

【主要指数】
・日経225: 50,407.79(+63.69)
・TOPIX: 3,417.98(+10.61)
・ドル/円: 155.80(-0.05)
・ダウ: 48,731.16(+288.75)
・ナスダック: 23,613.31(+51.46)
・SOX: 7,204.37(+19.82)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は72銘柄(74%)、下落は21銘柄(22%)、変わらずは4銘柄(4%)で、買い優勢だった。エンタメ系は幅広く買われたものの、トレンド転換につながるような旺盛な物色ではなかった。個別材料株や中小型株の一角に循環物色的に短期資金が入った模様だ。

騰落率上位を見ると、クシム<2345>やワンダープラネット<4199>、イオレ<2334>が大幅高となったほか、ゼナーアセットマネジメントの大量保有が判明したGENDA<9166>が値上がり率上位となった。他方、モイ<5031>、マイネット<3928>、ディー・エル・イー<3686>、アピリッツ<4174>が値下がり率上位となった。

 

大手ゲーム関連を見ると、スクエニHD<9684>が反発。3Dインベストメント・パートナーズが買い増しを行ったことが材料視されているようだ。ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>がいずれも高い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が高く、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が高く、DeNA<2432>、モバイルファクトリー<3912>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が高く、東宝<9602>、エディア<3935>が安い。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。