タカラトミー、丸の内キャピタルとの資本・事業提携を解消…一定の成果が得られたと判断、SMBC日興が一時筆頭株主に【追記】

タカラトミー<7867>は、この日（5月25日）、筆頭株主で、投資ファンド運営会社である丸の内キャピタルとの資本・事業提携を解消すると発表した。

同社は、連結経営ノウハウを有する投資ファンドからの役員派遣によるコーポレート・ガバナンスの向上、さらにファンドからの友好的かつ安定的な資本の導入を要請し、2009年5月より資本・事業提携を行ってきた。

提携の期間中には、米国玩具メーカーRC2 Corporation（現TOMY International）を買収しグローバルプラットフォームを獲得するとともに、連結経営の強化とコスト削減・業務効率化の推進など一定の成果が得られたという。

今回、丸の内キャピタルより本提携の解消と、保有するタカラトミー株式を売却する意向が示され、タカラトミーとしても提携について一定の成果が得られたと判断したとのこと。

なお、丸の内キャピタルの保有する株式数は、発行済み株式総数の10.67％に相当する1027万1800株で、SMBC日興証券が買い取る予定。SMBC日興証券は一時筆頭株主となるが、すぐに転売する予定だ(※)。

（※）タカラトミーは、本日（5月26日）、SMBC日興証券から保有する株式920万株を売却した旨の連絡があったと発表した。異動予定日は5月29日で、SMBC日興証券の保有株式は115万4000株（発行済株式の1.37％）となる。