【ゲーム株概況(9/7)】日経225採用でDeNAが大幅反発…東証1部の値上がり率5位に マーベラスは自社株買い発表を引き続き好感
9月7日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比68.31円高の1万7860.47円で取引を終えた。朝方は欧米株式市場の下落を受けて売り先行のスタートとなり、一時下げ幅300円超に達する場面もあったものの、中国・上海市場の堅調な推移を受けて次第に下げ幅を縮小。結局は前日比プラスでの着地となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、DeNA<2432>が東証1部の値上がり率5位となるなど大幅反発した。DeNAは、日経225の銘柄入れ替えで新たな組み入れ銘柄となったことが市場から素直に好感されている。候補ではあったものの、有力候補とは見られていなかっただけに予想外のポジティブサプライズと受け止められたようだ。
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また、マーベラス<7844>やKLab<3656>も大幅高した。ともに新たな材料が飛び出したというわけでなく、マーベラスは、前週末に続き9月3日に発表した自社株買い(関連記事)が買い材料となり、大幅続伸なっているもよう。
ほか、ミクシィ<2121>やコロプラ<3668>が買われ、大手ゲーム株では三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「アンダーウエート」から「ニュートラル」、目標株価を1830円から2470円に引き上げたコナミ<9766>が年初来高値を更新した。
半面、ドリコム<3790>やイグニス<3689>、カヤック<3904>、アクロディア<3823>が安く、大手ゲーム株ではカプコン<9697>が売られた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844