アエリア、女性向けコンテンツを手掛けるアスガルドを10月26日付で完全子会社化へ　

アスガルドは、「honeybee」などの人気ブランドを有しており、「starry★sky」や「DYNAMIC CHORD」など女性向けのドラマCDやボイスCD、PCソフトの製造販売、及びコンシューマゲームソフトの製造販売、スタジオ収録事業を手掛け、主に女性ユーザーをターゲットにしたコンテンツ関連市場で強みを持っている。また、現在は、スマートフォン向けゲームの開発などの事業展開に注力している。

今回は、PCオンラインゲームで運営ノウハウ及び開発力を培ってきたアエリアと、女性向けコンテンツでの実績をもつアスガルドが、コンテンツ共同開発並びにコンテンツの効率的なサービス運営をすることにより、アエリアのオンラインコンテンツ事業の基盤強化に大きく貢献することが期待できることや、アスガルドにとっても両社の経営資源を共有することにより資金面での制約が緩和され、両社のさらなる発展につながると判断し、完全子会社を進めることとなった。

アスガルドの2015年3月期の業績は、売上高5億1400万円、営業利益1億2500万円、当期純損失8700万円となっている。さらに今期に入り、ゲーム専門雑誌での効果的な露出やプロモーションの効果により、女性向けドラマCDやボイスCDなどの販売が好調に推移しており、2016年3月期第1四半期の業績は売上高1億9000万円、営業利益6300万円、当期純利益1億1800万円となっており、通期においても2015年3月期と比較し、売上高・営業利益ともに増加することが見込まれているという。 

なお、株式交換比率は1対854.038で、アスガルドの普通株式1株に対し、アエリアの株式854.038株が割当て交付される。また、今期以降の連結業績に与える影響等については、現時点では確定しておらず、今後、開示すべき影響などが判明した場合は速やかに開示するとしている。