ザッパラス、2011年4月期は占いコンテンツ堅調で経常益1.6%増-次期はスマホの普及度合いで変化

ザッパラス<3770>は、2011年4月期の連結業績は、売上高118億円(前期比5.2%増)、営業利益30億円(同1.9%増)、経常利益30億円(同1.6%増)、当期純利益16億円(同6.1%増)だった。 占いサイトを中心とするコンテンツ事業が堅調で、売上高89億円(前期比1.0%増)、営業利益37億円(同4.7%増)だった。新規サイトの投入による集客力の向上と広告出稿の最適化を課題として取り組み、携帯電話公式サイト54サイト、PCコンテンツ142サイトの新規投入を行い、その結果、月額課金会員数は前期末比2.7%増の222万人となった。携帯電話サイト向け公式サイトの数は463サイト(前期末410サイト)となった。 また、コマース関連事業については、売上高26億円(同26.7%増)と伸びたものの、営業利益は0.92億円(同50.2%減)となった。その他事業は、売上高2億円(同19.2%減)、セグメント利益0.42億円(同322.2%増)となった。   ■2012年4月期の見通し 2012年4月期は、売上高112億円~126億円(前期比5.2%減~6.7%増)、営業利益25億円~30億円(同17.0%減~0.2%増)、経常利益25億円~30億円(同17.5%減~0.3%減)、当期純利益15億円~18億円(同7.2%減~12.5%増)を見込む。 同社では、フィーチャーフォンからスマートフォンへのユーザー移行度合い、タイミングについては様々な見通しがあるため、こうしたレンジでの開示になった、としている。具体的な記述はないが、リスク情報などを見る限り、スマートフォンの普及が早いようであれば、業績面でのマイナス幅が大きくなるものと思われる。