マイネット株価が独歩高、前日比で13％超の上昇に…16年12月期の業績見通しを好感

この日（2月10日）の東京株式市場では、マイネット<3928>株価が大幅反発となっている。日経平均が前場終値が838円安となり、ゲーム関連株が全面安となるなか、独歩高となっている。午前中の終値は、前営業日比207円（13.2％）高の1767円だった。スマホゲーム関連の業績伸び悩みが目立つ中、営業利益が2倍とする2016年12月期の業績見通しがポジティブ・サプライズと受け止められたようだ。

同社は、2月10日、2015年12月期の連結決算を発表し、売上高29億6400万円（前々期比2.9倍）、営業利益1億4500万円（前々期200万円）、経常利益1億3100万円（同ゼロ）、当期純利益9500万円（前々期比9.4倍）と大幅な増収・増益となった。売上高・利益とも上場時に開示されていた業績予想を上ブレての着地となった。

主力のリビルド事業において新規タイトルの獲得に注力し、期中は13タイトルの新規タイトルを獲得した。2015年12月期末現在で、買収8タイトル（前期末比7タイトル増）、協業8タイトル（同5タイトル増）、自社ゲーム2タイトル（同1タイトル減）の計18タイトルのスマートフォンゲームを運営している。

続く2016年12月期通期の予想は、売上高60億円（前期比2.0倍）、営業利益3億円（同2.0倍）、経常利益2億9000万円（同2.2倍）、当期純利益2億円（同2.0倍）と引き続き業績の急拡大が続く見込みとしている。