IDC Japanは、6月13日、日本国内における第1四半期(1月~3月期)のクライアントPCの出荷台数は、前年同期比16.1%減の383万台だったと発表した。
出荷台数の内訳は、ビジネス用が同24.5%減の200万台、家庭用が同4.6%減の184万台だった。IDCジャパンでは、特にビジネス市場で、3月に発生した東日本大震災の影響や、Windows XPモデルの購入を企業が前期に前倒したことが影響し、需要が大きく落ち込んだ、としている。
家庭用では、インテルのチップセットの不具合のため、出荷台数の減少が懸念されたが、PCベンダーの生産調整が功を奏し、大きなマイナスには至らなかったとのこと。
ベンダー別のシェアでは、第1位がNECで18.4%だったが、出荷台数は27.7%減。第2位は富士通の18.2%で、出荷台数は27.7%減。第3位は、東芝で12.9%で、上位5社では唯一前年同期比プラスとなったという。第4位は、Dellの10.0%で出荷台数11.6%減、第5位がHPの9.0%で、出荷台数が8.8%減だった。