アクロディア、第三者割当増資と新株予約権で総額11.8億円を調達へ…ゲーム開発や新規事業の開発費、M&A資金などに充当

アクロディア<3823>は、5月13日、和円商事、松田純弘氏、吉澤弘晃氏を割当とする第三者割当増資を行うとともに、イー・エム・アイと松田純弘氏、和円商事、岡田努氏を割当先とする新株予約権の発行を行い、総額で約11億7600万円の資金調達を行うことを明らかにした。払込期日は5月30日。

第三者割当増資については、和円商事に52万7700株、松田純弘氏に26万3800株、吉澤弘晃氏に10万5500株をそれぞれ割り当て、総額3億3700万円を調達する予定だ。

新株予約権は、イー・エム・アイに588200株（5882個）、松田純弘氏に73万5200株（7352個）、和円商事49万0100株（4901個）、岡田努氏に24万5000株(2450個)を割り当てる。新株予約権の発行価額1200万円となる。また新株予約権の行使価額は1株あたり408円で、全て権利行使が行われると8億3900万円調達する見通しだ。

同社では、調達した資金について、ゲーム事業譲受の対価・関連諸費用・運転資金、新規ゲームの開発・初期プロモーション資金、ネクスト・セキュリティ社の成長を加速するための運転資金・開発投資資金、新規事業立ち上げに係る株式取得資金、アクロディアのソリューション事業の開発投資資金・運転資金に充当する、としている。

なお、イー・エム・アイとは同日買収を発表したエミシアが展開するオーガニックサプリの販売、オーガニックサロンの経営とともに、これらの中核事業を活用した人材紹介・派遣やインバウンド向け商品開発を行い、アクロディアの強みを生かしたスマートフォン向けのアプリやサービス等を連携し、顧客ニーズに応えるサービス創出を図る新規事業を展開するという。

また、ネクスト・セキュリティは、セキュリティ関連事業を行うネクスト・イットからセキュリティソリューション事業を新設分割する形で設立された会社で、同日、アクロディアが買収すると発表した。