IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、5月のインターネット業界採用動向を発表した。
ワークポートによれば、4月の就業決定者の内訳は、就業決定企業全体の約37%(前月比-13%)がネット業界企業であり、関わりの深いモバイル業界企業と合わせると約71%(前月比-13%)となったとのこと。5月は、前月の良い流れを受け、採用意欲の高い状態が続いていると指摘している。
職種では、エンジニア系職種が全体の約37%(前月比+7%)、クリエイティブ系職種も全体の約37%(前月比-9%)と同程度の割合となったという。エンジニア系職種では、PHPよりもJavaの開発経験を求める求人が多く、クリエイティブ系職種ではディレクター職よりデザイナー職がやや多い傾向。さらにクリエイティブ系職種では、広告関連分野における制作や運用の求人が増加している。
今後の見通しについて、ワークポートでは、業界間の就業決定率に大きな差は見られなかったが、インターネット業界の採用活動は目立って活発な状態であり、今後しばらくは高い採用意欲を維持していく、との見方を示した。求人のオープン・クローズが激しく選考もスピーディに行われるため、業界のスピード感にあわせた事前準備が求められる、としている。
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