CRI・ミドルウェア<3698>は、中国のサウンド制作スタジオVanguard Sound(中国・上海市)と、中国ゲーム市場向けミドルウェア事業強化を目的とした提携を実施することを発表した。
CRIとVanguard Soundは、本提携を通じて、中国市場に対して、高品質で魅力的なゲーム開発を可能とするCRIのミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」の積極的な展開を進めていく。
Vanguard Soundは高品質なサウンド制作で定評がある、中国のサウンド制作スタジオ。中国版モンスターハンターオンラインをはじめ、各国iTunesミュージックゲームカテゴリで No.1を取得したアプリ「Cytus」、また中国産アニメで評判が高く人気の「NANOCORE(納米核心)」など、中国のメジャーなゲームやアニメ向けに多数のサウンド提供の実績があり、数多くのゲーム開発会社およびエンターテインメント系企業との取引がある。
Vanguard Soundは、「CRIWARE」のプロモーションから営業活動、技術サポートまで、トータルでミドルウェア事業の強化をサポートする。中国のコンテンツ制作に通じたVanguard Soundのチャネルを活かすことで、制作現場に最適なかたちでの顧客層へのアプローチが可能となる。
■本提携の目的
・中国ゲーム市場における「CRIWARE」の拡販および事業基盤の確立
・中国ゲーム市場における「CRIWARE」のブランド価値向上
■提携概要
・中国での「CRIWARE」プロモーション活動
・中国での「CRIWARE」事業開発・営業活動
・中国ゲーム開発者向け「CRIWARE」カスタマーサポート
・中国ゲーム開発者向け「CRIWARE」使用環境の充実(マニュアル・ドキュメント等)
▼Vanguard Sound代表取締役社長 楊一永氏コメント
「スマートフォンアプリや家庭用ゲームなど、グローバルで成功するタイトルの創出にはハイクオリティなゲームサウンドが不可欠だと考えております。そのためにも長年にわたるサウンド制作のノウハウが詰まった「CRIWARE」は非常に有用だと思っています。より多くのMade in Chinaのゲームが世界で成功するために、「CRIWARE」の拡大に貢献していきたいです」
▼CRI・ミドルウェア 代表取締役社長 押見正雄氏コメント
「中国で多数の制作実績を持つVanguard Soundと提携することができ、大変うれしく思っています。中国市場で「CRIWARE」の存在感をより強固なものにしていくにあたり、中国サウンド制作のリーディングスタジオであるVanguard Soundは、ゲーム開発におけるミドルウェアの効果や重要性はもちろん、技術についても理解して顧客に伝えることができる非常に力強いパートナーです。今後の中国市場でのCRIWARE拡大に大いに期待しています」
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698