ミクシィ<2121>は、8月5日、東京都内で2017年3月期の第1四半期(4~6月)の決算説明会を開催した。説明会では、同社の萩野泰弘取締役が財務状況を説明、続いて森田仁基代表取締役社長(写真)が事業状況の説明を行い、その後質疑応答が行われた。
今回は、その中から大ヒットタイトル『ポケモンGO』による同社業績、特に『モンスターストライク』への影響などを紹介したい。
■『ポケモンGO』による影響はほぼなし 北米マーケティングは様子見に
まずは、業績への影響だが『ポケモンGO』の国内リリースは7月に入ってからのため、もちろん今回発表された第1四半期決算にはない。ということで、足元進行中の第2四半期ということになるが、「ほぼ影響がない」(森田社長)とのこと。「スマートフォンゲームは時間の取り合いということで危惧していたが、(『ポケモンGO』は)既存ユーザー以外の層を獲得しているようだ」(同)としていた。
また、この既存ユーザー以外の層を獲得していることについては、「中期的にみるといい効果も期待できるのでは」(同)とむしろポジティブな影響も想定しているようだ。
ただし、『ポケモンGO』の大ヒットであおりを受けたのが北米で、予定していた大規模マーケティングを停止した。これは『ポケモンGO』一色になっている市場の状況をかんがみて、様子見しているとのことだ。
(編集部:柴田正之)
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121