【ゲーム株概況(8/19)】モブキャストが引けにかけて急騰　ドリコムも大幅高　モバファクは利食いに押されて反落

8月19日の東京株式市場では、日経平均株価は反発。前日比59.81円高の1万6545.82円で取り引きを終えた。原油価格の上昇や米国株高、円高の一服感を手がかりに朝方から買い優勢となった。一時下げに転じる場面もあったものの、大型株を中心に底堅く推移した。テクニカル的には25日移動平均線（1万6574.97円）が意識され、上値の重さも目立った。

こうしたなか、ゲーム関連株は特に値動きの軽い一部銘柄への循環物色が行われているようだ。モブキャスト<3664>が大幅反発が目立った。前場は前日終値付近で推移していたものの、後場に入ってプラスに転じ、引けにかけて急騰した。8月17日から空売り規制が入っていたが、短期的な需給思惑から買いが入った模様だ。

また、ドリコム<3973>も大幅高となった。スマートフォン版『ダービースタリオン』への期待を背景に押し目狙いの買いが入ったものとみられる。スマートフォン版『ダービースタリオン』の正式タイトル発表翌日の16日に年初来高値を付けた後、売りに押されたものの、25日移動平均線が下値支持線として意識されているようだ。

他方、モバイルファクトリー<3912>が反落。『ポケモンGO』が北米での配信開始から1ヶ月となり、5つのギネス世界記録に認定されるなど、そのヒットぶりがあらためて確認されたことで、同じく位置情報を活用したゲームを手掛ける同社が物色対象となり、4日続伸となっていたが、この日は利食い売りに押された模様。



■関連銘柄一覧