国内VC、国内企業への投資を絞込み、海外企業に積極投資-6月28日付の新聞記事(2)

6月28日付の日本経済新聞朝刊は、国内主要ベンチャーキャピタル(VC)の国内の新興企業への投資を絞っている、と報じている。 報道によれば、日本経済新聞社が主要VC20社にアンケート調査を行い、2010年度の投資額が877億円(前年比33%増)で、内訳は国内向けが425億円(同7%増)、海外向けが452億円(同74%増)となり、海外向けが国内向けを逆転したとのこと。 国内のIPO市場が冷え込み、投資収益を確保しづらくなっており、IPO市場の活発な中国など海外企業に積極的に投資する流れが強まっているという。 主要VCからは、新興市場の活性化については、上場の維持コストの抑制など制度的な支援が必要との声が出ている、としている。