オルトプラス<3672>と韓国AIMHIGH GLOBAL(本社:韓国ソウル市、以下「AIMHIGH」)は、先日締結した日本・韓国・中国市場におけるゲームアプリケーション開発及び配信事業分野における戦略的パートナーシップ関係確立に関する基本合意に基づき、その第一弾として、オルトプラスコリアが韓国内において配信する『CASTLE -王子と8人の城主-』をAIMHIGHへライセンスアウトすることを合意した。
本件を皮切りにオルトプラスとAIMHIGHは、日・中・韓のゲームタイトルやIPから、ゲームエンジン、グラフィックや3Dモデルといったゲームの資産を相互に流通させる新事業を開始する。本事業ではライセンスの仕入れから販売までを両社で代行するため、各国のゲーム企業はローリスク・ローコストで自社コンテンツの流通が可能になる。
■日本・韓国・中国市場のニーズと問題点
日本・韓国・中国では各国内のゲームマーケットの競争が激化しており、国外マーケットへの進出が求められてきた。また、良質なゲームタイトルやIPは各国ともに不足しており、国外からの調達のニーズも高まっている。しかし、各企業が単独で国外のパートナーを探すのは難しく、国外に進出できる企業はごくわずかしかいない状況となっている。
■AIMHIGHの流通網を活かした流通事業
AIMHIGHは中国Kingnet Network(中国深セン証券取引所上場:証券コード002517)や韓国Wemade Entertainment(韓国KOSDAQ上場:証券コード112040)など、中国と韓国に独自の流通網を構築している。オルトプラスはこの流通網を利用することで、日本のコンテンツを流通させ、かつ中国・韓国のコンテンツを仕入れることが可能となった。これにより、日本のIPホルダー、パブリッシャー、デベロッパーは自社のコンテンツの流通だけにとどまらず、国外の良質なゲームタイトルやIPも獲得でき、ローコストでゲームタイトルを開発できるようになる。
■今後の展開
オルトプラスではAIMHIGHとの韓国・中国の流通だけにとどまらず、資本業務提携を行っている台湾のXpec社とともに台湾・香港へのコンテンツ流通、子会社のオルトプラスベトナムを利用しての東南アジアへのコンテンツ流通と流通網の拡大を行っていく方針だ。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672