シータ、「180°×STEREO 映像」で収録された世界初の「VR-Music Video」を配信


 
シータは、JAKOL CORPORATION、Slow Curve と共同で「180°×STEREO 映像」で収録された世界初「VR-Music Video」の配信を行ったと発表した。

今回のコンテンツは、12月9日に大手レーベルよりメジャーリリースする「VIC:CESS」のVR-Music Video となる。その1st メジャーシングルとなる「Effect」の通常版Music Video 制作のほか、同社が独自で開発した編集技術・撮影機材(※特許申請出願中)を用いて「世界初となるVR-Music Video」の企画、撮影、編集を行ったという。
 
■今回のVR-Music Video の特徴4点

(1) 特許出願申請中の専用機材によるSTEREO 撮影

高解像・高感度センサー搭載のカメラ2機を使用し、独自で開発した専用機材による撮影を行うことで、VR 酔いや不快感を一切排除した圧倒的クオリティの映像を体験できる。
 
(2) VFX(ビジュアル・エフェクツ)による編集・合成

視聴するユーザーの体験価値が増幅されることを目的として、必要な箇所にVFX=ビジュアル・エフェクツ(視覚効果)を施しています。収録映像のみならず、楽曲のオーディオレベルを解析し、その音源とリンクするグラフィックアニメーションを取り入れた。ユーザーの"体験"と"テンション"を高める効果を狙い制作していく。
 
 ▲VFXによる楽曲のオーディオレベルと同期した多彩なアニメーション
 
(3)パーソナルスペースを超えたアーティストの近接/近傍

アーティストを、より「リアル」に感じることができるよう、ユーザーのパーソナルスペースに踏む込みアクションやパフォーマンスに重点を置き、撮影時の演出プランを作成。これにより視聴するユーザーの興奮を煽るような臨場感ある体験が可能となっている。
 
 
▲パーソナルスペースを超えてキャストが迫ってくる演出
 
(4)カットをつなぎ合わせることで新しいライブを演出

楽曲の構成に合わせて、各シーンの移り変わりを調整。それらのカットを自然な形でつなぎ合わせることで、「新しい1つの体験」を構成しました。従来の『Music Video』ではなく、あたかも目の前で繰り広げられる『Live』を体験するような錯覚が生まれる。
 
▲VRによる新しいMusic Videoの視聴体験
 
以上4点から、今回のVR-Music Videoは、「360°×モノラル映像」のものとは一線を画したものになっているという。
 
■今後の計画

シータでは、本件で紹介したようなVR-Music Videoのコンテンツ開発を進めるとともに、STEREO映像による実写VRコンテンツを制作。また、日本国内の主要プラットフォームだけでなく、アジア圏や北米など海外の主要企業ともアライアンスを組み、良質なコンテンツを随時展開していくという。
 

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