オプトは、同社のエンジニア組織Opt Technologies（オプトテクノロジーズ）が提供するアプリデータマネジメントツール「Spin App（スピンアップ）」がFirebaseのアナリティクス機能と連携したことを発表した。Firebaseは、Googleが提供するSDK。プッシュ通知やクラッシュ検知など多岐にわたる機能があるだけでなく、Firebaseをアプリ内に設置することで様々なデータ(アンインストールデータやプッシュ通知の開封など)を自動で取得することができる。そのデータに基づき細かなユーザー分析が可能となることから、アプリマーケティングを遂行するツールとして注目されている。
本連携において、Firebaseで取得したデータをGoogle以外の広告にも自動で活用することが可能となる。Firebaseに蓄積されたアプリ行動データを用いて作成された広告IDのリストは、自動でソーシャルメディアの広告管理画面に反映されることにより、今までよりも運用の手間を少なくスピーディーに、精度の高いリターゲティング配信や拡張配信を可能にする。
さらに、Spin Appが既に連携しているアプリ広告効果測定SDKとFirebaseのユーザー行動データを紐付けて分析可能となる。例えば、adjustとFirebase両方を活用している企業は、adjustで計測した流入元データと、Firebaseで取得したアンインストールデータを用いて、流入元ごとにアンインストール数を測定することで、より効果的なプロモーションへと改善していくことができる。
Spin Appは、今後もアプリ提供企業の課題解決や効果最大化を実現するために、優良ツールとの連携や機能開発を促進し、アプリマーケティング市場の成長に大きく寄与すべく邁進していく方針だ。
