ソフトバンク、IoTとAIを使って鉄道や交通渋滞の解消へ パシフィックコンサルタンツと業務提携で

ソフトバンクとパシフィックコンサルタンツは、公共インフラの設計・開発などを共同で実施を目的とした業務提携を発表した。

この提携で各種IoTデバイスから取得したデータなどを組み合わせてAIで分析を行う。

両社は今後、目的の達成に向けて実証実験などを行い、そこで得られた知見を基に、公共インフラを管理する自治体や関連企業、利用者に対してスマートインフラソリューションの提供を目指す、と説明している。

■共同開発の概要

・5Gなどを利用した防災インフラソリューションの提供



第5世代移動通信システム(5G)およびIoT向け通信規格を利用した各種IoTデバイスや、映像ディープラーニングなどによって、防災インフラにおける災害監視を適切に行い、データに基づく情報提供や予測解析の実証実験を行う。

この解析により、タイムリーな情報提供と的確な避難誘導が可能となる。

また、リアルタイムモニタリングを行うことによって、安全・安心なスマートインフラソリューションを提供する。


・5G、人流解析などによる社会インフラソリューションの提供



5GおよびIoT向け通信規格を利用した各種デバイスや、AIを活用した人流解析や交通流解析により、変わりゆく都市の人の流れや車の流れを実情に近いデータによってシミュレートすることで、インフラのあるべき計画の再設定を可能とする。

またタイムリーに情報提供を行うことによって人流・交通流を誘導し、交差点や鉄道駅改札の混雑や空港ターミナルの待ち時間、自動車の渋滞などの課題を解決し、生活の質の向上や都市サービスの効率性の向上につながるスマートシティづくりに貢献したいとしている。