企業が抱えるデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューションを手掛けるエルテス<3967>は、エストニアのCYBERNETICAの本人認証システム技術である「SplitKey」を活用したアプリケーションの開発を開始を発表した。SplitKeyは、金融機関、通信事業者、ECサービスにおける一元的な本人認証システムとして“SMART ID”の名前でスカンジナビア諸国を中心に既に活用されている技術だという。
今回の取り組みは、エルテスが有するデジタルリスクのノウハウを基に日本国内における社会課題を解決するためのアプリケーションとしてSplitKeyを活用していく。
インターネットバンキングやネット証券をはじめとしたサービスは、高いセキュリティが求められるものの複数のIDやパスワードを記憶することが煩雑だ。
そうしたWebサービスのユーザビリティ向上を図るとともに、本アプリケーションをプラットフォームとして活用することにより、1人のユーザーと複数のWebサービスをつなぐ架け橋を担い、個人が保有している情報の適切な提供を支援していくと、エルテスは説明している。
またアプリケーションを通じて収集されるログに対してAIを活用したビッグデータ解析を行うことで、他人へのなりすましなどの不正検知を行っていくとのこと。
CYBERNETICAのあるエストニアは、日本のマイナンバー制度のモデルとなった国民ID制度を早くから取り入れるなど電子政府化が進んだICT立国だ。
学校・政府機関へのICT機器の普及率は100%*、ネットバンキング利用率は99.8%*と高く、税金の申告、会社の登記など様々な行政サービスがオンライン上で処理できる。
*エストニア共和国大使館 2014.3.31会議資料より
CYBERNETICAは、電子政府の基盤となるシステム”X-Road”での政府機関データベース連携のセキュリティシステムの構築、電子投票ソフトウェアの開発を行うなど、電子政府プロジェクトにおいて優れた実績を保有するICT企業だ。