【モバイルファクトリー決算説明会速報②】新作の開発中止は過去作のKPIと比較して「投資回収が難しいと判断」(宮嶌氏) 足元開発中の位置ゲームはゼロに
モバイルファクトリー <3912> は、1月19日、東京都内で決算説明会を開催した。説明会では、同社の宮嶌CEOが今回発表された2017年12月期決算における注目のポイントを説明した後、質疑応答が行われた。今回はその中から今年のリリースを目指していた新作位置情報ゲームの開発中止について取り上げたい。
今回、同社が新作の開発中止を決定したのは、「投資回収が難しいと判断したため」(宮嶌氏)。複数回にわたり外部機関でレビューを行い、これまでリリースしてきた位置情報ゲームのKPIデータを活用して判断した結果、「総合的には開発中止をするのが良いという判断に至った」(同)という。
これにより、これまでコストとして計上していた約4000万円に加え、この第4四半期で新たに約7000万円のコストを計上しており、これは決算上ではその他原価の増加という形で反映されている。
なお、現在同社では「新しい取り組みを2つ進めている」(同)とのことだが、これは「位置情報ゲームではない」(同)とのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912