ビットファクトリー、DApps 開発サポートツール Uniqys Kit の最新版をオープンソースソフトウェアとして公開

モバイルファクトリー<3912>の 100％子会社ビットファクトリーは、ブロックチェーン技術の課題解決のために研究開発を⾏いながら、成果を可能な限りオープンにして、その発展に貢献していくチーム Uniqys Lab を設⽴した。その活動の⼀環として、DApps 開発サポートツール Uniqys Kit の最新版をオープンソースソフトウェアとして公開した。

Uniqys Lab は、ブロックチェーンの研究開発で得た成果や課題等の知⾒を可能な限りオープンにすることで、ブロックチェーンおよび DApps 技術の発展と普及に貢献していくチーム。ブロックチェーンは、将来性が期待されているものの、技術的にも多くの課題が残されているという。たとえば処理能⼒が低く、それぞれの取引に⼿数料がかかるため、たくさんの処理を⾏うようなアプリケーションには利⽤しにくい状態にある。また取引が公開されているため、透明性がある反⾯でプライバシーの保護という点で問題がある。

Uniqys Lab の活動の⼀環として、以前よりプレビュー版として公開していた Uniqys Kit の最新の実装をベータ版としてオープンソースライセンスとして公開した。Uniqys Kit は、前述したブロックチェーンおよび DApps の処理能⼒の問題と、開発の難しさを解消する DApps 開発サポートツール。今回公開した実装においては、プレビュー版からコンセンサスエンジンの追加等を⾏い、独⽴したプライベートブロックチェーンを構築できるという。

このようなブロックチェーンのコアとなるプロダクトをオープンソースソフトウェアとし、だれでも検証と改善ができるようにすることで、プロダクトの信頼の向上に繋げることができると考えているという正式版の公開は来年を予定しているが、今後もオープンソースソフトウェアとして随時更新する、としている。


 

Uniqys Kit公式サイト