App Store売上ランキングの1週間を振り返る…7周年の『パズドラ』vsコラボ復刻の『FGO』で軍配はどちらに!? 新作『MASS FOR THE DEAD』はリリース翌日にTOP10入り!
2月18日~2月22日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみよう。今週は、サービス開始から7周年を迎えた『パズル&ドラゴンズ』が常にTOP3入り、内3度は首位を獲得するなど好調ぶりが目立った。また、魔法石10個で1回引くことができる「魔法石10個!7周年スーパーゴッドフェス」の後半は2月27日より開催が予定されているため、来週もこの勢いを維持できるかが注目となる。
そのほか、週の半ばとなる2月20日にはFGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が「復刻 Fate/EXTRA CCCスペシャルイベントピックアップ召喚(日替り)」を開催。これにより、本日(2月23日)まで2位をキープし続けている。今回、新規サーヴァントの追加はなかったが、期間限定の「★5(SSR)メルトリリス」や「★4(SR)パッションリップ」の人気は健在で、ユーザーからの支持も厚いことが伺えた。
さらに、2月21日にリリースされた、Exysの『MASS FOR THE DEAD』がその翌日(2月22日)には破竹の勢いでランキングを駆け上がりTOP10入りを果たした。本作は『オーバーロード』原作のスマホゲームで、リリースから24時間で既に50万ダウンロードを突破している(関連記事)。来週以降も、注目タイトルの筆頭であることは間違いないだろう。
■2月18日
全体的な動きは緩やかな1日だったが、その中で153ランクアップと目立った動きを見たのが、リベル・エンタテインメントの『A3!』だ。この日、168位から15位まで急上昇した同作では、2月17日より、限定スカウト「春の日のアインザッツ」を開催。「春組第六回公演 春ケ丘Quartet」のSSR「向井庸太役・碓氷真澄」、SR「米田悠役・佐久間咲也」、R「町田役・茅ヶ崎至」が登場したことが売り上げを伸ばす要因となったようだ。
出所:AppAnnie
そのほか、ネクソン<3659>が2月13日にリリースした新作『DarkAvenger X(ダークアベンジャー クロス)』が35位と30位台前半まで順位を上げていたことをピックアップ。リリース記念パッケージの販売や、アバターガチャに「浪人・花魁」アバターが期間限定で登場していたことがランクアップの要因と考えられる。
出所:AppAnnie■2月19日
冒頭でもその好調ぶりに触れた『パズル&ドラゴンズ』だが、2月18日よりカプコン<9697>の対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV アーケードエディション』とのコラボを実施し、その翌日(2月19日)に首位を獲得している。本コラボでは、「ストリートファイター」シリーズの人気キャラである「リュウ」や「ケン」、「春麗」、「ベガ」、「ガイル」、「豪鬼」、「さくら」、「サガット」、「神月かりん」、「キャミィ」、「ダルシム」などが続々と登場したことが売り上げ増加に繋がったようだ。
出所:AppAnnie
また、バンダイナムコエンターテインメントとドリコム<3793>の『ONE PIECE トレジャークルーズ』が前日の198位から11位まで急浮上した。『トレクル』は、2月18日12時より、「トレジャースゴフェス」を開催しており、超スゴい「サボ」が登場しているほか、★5キャラ「トラファルガー・ロー」「コラソン」が新たに登場していることがランクアップの要因となった模様。
出所:AppAnnie
そのほか、Netmarble(ネットマーブル)の『リネージュ2 レボリューション(Lineage2 Revolution)』が前日の41位から14位までランクアップ。同タイトルでは、2月18日に新機能となる「要塞大戦」を実装する大型アップデートを実施しており、その実装を記念した「銀の傭兵団アーティファクト召喚ボックス」の販売を開始したことがユーザーから好評だったようだ。
出所:AppAnnie
■2月20日
この日、『パズル&ドラゴンズ』の独走に待ったをかけて首位に割り込んだのは、バンダイナムコエンターテインメントとアカツキ<3932>の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』。同タイトルでは、2月19日15時より「頂・伝説降臨」を開催し、LRまでドッカン覚醒が可能な「【新たな冒険の幕開け】孫悟空(GT)&パン(GT)&トランクス(GT)【SSR】」と「【史上最悪の復讐劇】ベジータベビー【SSR】」を新SSRキャラクターとして登場させたことで快進撃を見せた。
出所:AppAnnie
また、DMM GAMESとニトロプラスの『刀剣乱舞-ONLINE-』が前日の87位からトップ10圏内の5位まで急浮上。『刀剣乱舞』は、2月19日より、新刀種「剣(つるぎ)」を実装するとともに、新刀剣男士「白山吉光(はくさんよしみつ)」(CV:下野紘さん)を追加したことが順位を大きく押し上げたようだ。
出所:AppAnnie
そのほか、惜しくもTOP10入りとはならなかったが、Cygamesの『Shadowverse』が前日の60位から11位まで大幅に順位を上げた。こちらは、第11弾カードパック「Altersphere / 次元歪曲」のアディショナルカード追加が効いていたようだ。
出所:AppAnnie
■2月21日
ここで7周年施策の一環として、2月20日より、「魔法石10個!7周年スーパーゴッドフェス」を開催した『パズル&ドラゴンズ』が首位を奪回。
そこに追随したのが、4位から2ランクアップを果たしたFGO PROJECTの『Fate/Grand Order』である。同タイトルでは、2月20日より、「復刻 Fate/EXTRA CCCスペシャルイベントピックアップ召喚(日替り)」を開催。スペシャルイベント「復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-」で活躍する、「★5(SSR)メルトリリス」「★4(SR)パッションリップ」の2騎が期間限定で登場したことがランクアップの動力源となったものと見られる。
出所:AppAnnie
また、トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボール レジェンズ』が前日の109位から8位へと大幅に躍進。『DBレジェンズ』は、2月20日15時より、「「ドラゴンボール超 ブロリー」コラボレーションガシャ Part2」を開始(関連記事)しており、「超サイヤ人ゴッド ベジータ」がSPARKINGキャラクターとして新登場していることが順位を押し上げたようだ。
さらに、コナミデジタルエンタテインメントの『遊戯王 デュエルリンクス』が44位から10位に入った。『遊戯王DL』は、ジャック・アトラスの「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が登場した第18弾メインBOX「アブソリュート・インフェルノ」を2月20日より配信(関連記事)していることが順位の上昇につながったものと思われる。
■2月22日
週末に大きな話題をもたらしたのは、Exysが2月21日にリリースした新作『MASS FOR THE DEAD』で、リリースから僅か1日で早くも9位にランクインしている。本作は、小説・アニメで人気を博した「オーバーロード」を原作とした初のスマホゲームで、事前登録者数が50万人を超えるなどリリース前から期待を集めていたが、その期待に違わぬスタートを切った格好となった。なお、現在ゲーム内では、リリース記念召喚(ガチャ)第1弾を3月2日までの期間限定で開催中。
出所:AppAnnie
また、トップ10圏内では、スクウェア・エニックスとポケラボの『SINoALICE』が前日の28位から6位に浮上してきた。『SINoALICE』は、2月21日17時より、「ニーア レプリカント」とのコラボを開催しており、「カイネ/ブレイカー」「デボル&ポポル/クレリック」「少年エミール/メイジ」が登場するコラボガチャ「ステップアップガチャ~追憶ノ栞~」を実施していることが売り上げに繋がっている模様。
最後に、全体の総括に付け加えたいところとして、本日(2月23日)の話にはなるが、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストライバルズ』が、第6弾カードパック「小さな希望のシンフォニー」の追加により大きく順位を伸ばした(関連記事)。これにより、『Shadowverse』や『遊戯王 デュエルリンクス』での動きにも見られるように、デジタルTCGというジャンルの人気ぶりが再確認できる週にもなったのではないだろうか。同ジャンルは、従来のスマホゲームに比べて、いわゆる新規キャラ(カード)追加のタイミングが限定されていることや、対戦シーズンが区切られていることで手に入れた資産の保証がされているという課金の仕組みにも躍進の秘訣があるのかもしれない。
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- Exys株式会社
- 設立
- 2008年2月
- 代表者
- 稲冨 正博
会社情報
- 会社名
- FGO PROJECT