アニメジャパンは、本日(3月23日)より、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2019」を東京ビッグサイトで開幕した。
今年もメーカー・プロダクション・出版社やゲーム企業が多数出展しており、アニメやゲームとコラボを行なっている企業・団体も出展を行なっていた。本稿は、地域活性化・町おこしに携わるブースを中心に取り上げていく。
■アニメツーリズム協会
一般社団法人アニメツーリズム協会では、2019年度版「日本のアニメ聖地88」の紹介とアニメ聖地にちなんだお土産や聖地関連グッズの販売、アニメ聖地マップの配布を行っていた。
アニメツーリズム協会では、「アニメ聖地」といわれる地域と企業をつなぎ、コンテンツを活用したサービスや商品の提供を促進させることで、観光客来訪の活性化を目指している。
ブース内では、アニメツーリズム協会が認定した「日本のアニメ聖地」88スポットの紹介や各地のマップが展示されており、昨年好評を博した「ゾンビランドサガ」の聖地巡礼マップも展示されていた。
同ブースでは、ご当地グッズ販売も行われており、各地域の菓子メーカーや酒造、服飾店とのコラボ商品や、アニメ聖地情報誌などの販売が行われていた。
▲ブース入り口に用意されている海外からの来訪者向け案内
アニメツーリズム協会はAnimeJapanには2017年より出展している。取り組みの認知拡大を狙っての出展となるが、今回は海外からの来訪者が多く見かけるのが印象的だと、現場担当者は語る。ブースではそういった海外から来た人に向けた案内やコンテンツも用意されていた。
また、同団体を支援する企業も多くおり、ブース内では東京アニメセンター in DNPプラザも紹介されていた。東京アニメセンターでは3月29日より『オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-(オルサガ)』のイラスト・原画展も予定されている。最近では、アニメのみならずゲームとのコラボレーションも増えてきており、「エンターテインメントの垣根を超えて様々なコンテンツとご一緒していきたい」とのことだ。
■神田祭
5月に開催される神田祭での、アニメ作品とのコラボ商品の販売も行われていた。このコラボは2015年にて『ラブライブ!』より始まった取り組みであり、今年は『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』、『ソードアート・オンライン』、『ご注文はうさぎですか』とのコラボレーションが実施される。
■白糸酒造株式会社
白糸酒造株式会社からは、日本酒とアニメ・ゲーム作品とのコラボ商品を販売していた。
白糸酒造では、日本酒の製造・販売を250年以上前から行なっているが、近年にてアニメやゲームとのコラボを実現し、オリジナルのパッケージやラベルを施した日本酒の販売も行っている。そのコラボ商品展開は6年以上続いている。
■JR東海ツアーズ「OFF/旅」
JR東海ツアーズのブースでは、『アイドリッシュセブン』とのコラボ商品を販売していた。
「OFF旅」とは、『アイドリッシュセブン』内に登場する男性アイドルグループ「IDOLiSH7」の広告タレント就任を記念して発売した新幹線+ホテルのセットプラン。昨年好評だった「OFF/旅@AICHI(愛知)」に続き、今年は第二弾として新幹線+ホテルのセットプラン「OFF/旅@KYOTO(京都)」を4月より発売する。
プランの詳細やお申込みの方法などは、JR東海ツアーズ公式のTwitter(@JR_TOKAITOUR)、LINE(@jr_tours)、Facebook(@JRTOKAITOURS)、「IDOLiSH7」が所属する小鳥遊事務所の公式Twitter(@iD7Mng_Ogami)から随時発信する、としている。
■京都国際マンガ・アニメフェア
京都国際マンガ・アニメフェアのブースでは、京都コラボ商品が販売されていた。毎年秋に開催される西日本最大級のマンガ・アニメイベント「京まふ」は、今年は9月21日・22日に開催予定だ。