ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、10月10日、日本工営、長岡技術科学大学、長岡工業高等専門学校と共同で、多目的ダムにおける利水運用の効率化のための研究を行い、将来的に増電効果が見込めることが分かったとの発表を行った。この研究において、DeNAは、AI(画像解析)技術を活用し、広範囲かつ高頻度で降雨量を予測して現在活用しているデータの精度を高めることでダム運用の効率化に貢献する。
なお、この研究は、国の「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」のプロジェクトの1つとして、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より委託された。
これまで多目的ダムでは、地上雨量とレーダ雨量を用いて解析雨量を算出し、ダム流入水量を予測した。地上雨量は高頻度で正確な降雨量を測ることができる一方、観測範囲が狭いことが難点。対してレーダ雨量は、範囲が広く遠方まで観測可能が、局地的・速報的な降雨量を測るには不向きだという。
そのため、地上雨量とレーダ雨量のデータを合わせて、広範囲かつ正確な雨量を解析雨量として算出している。しかし解析雨量は、30分おきに過去1時間の雨量から算出されるため、速報性に欠け、ダム流入水量に誤差がでることがあったという。
今回、解析雨量を正確な値と見立て、レーダ雨量データを画像解析技術で補正することで、広範囲かつ正確な降雨量データ(解析雨量と同程度の正確値)を、従来の30分単位ではなく5分単位で求めることができた。これにより、ダム流入水量をより正確に予測し、ダム運用の効率化に貢献することが期待されるという。
なお、この研究は、国の「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」のプロジェクトの1つとして、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より委託された。
これまで多目的ダムでは、地上雨量とレーダ雨量を用いて解析雨量を算出し、ダム流入水量を予測した。地上雨量は高頻度で正確な降雨量を測ることができる一方、観測範囲が狭いことが難点。対してレーダ雨量は、範囲が広く遠方まで観測可能が、局地的・速報的な降雨量を測るには不向きだという。
そのため、地上雨量とレーダ雨量のデータを合わせて、広範囲かつ正確な雨量を解析雨量として算出している。しかし解析雨量は、30分おきに過去1時間の雨量から算出されるため、速報性に欠け、ダム流入水量に誤差がでることがあったという。
今回、解析雨量を正確な値と見立て、レーダ雨量データを画像解析技術で補正することで、広範囲かつ正確な降雨量データ(解析雨量と同程度の正確値)を、従来の30分単位ではなく5分単位で求めることができた。これにより、ダム流入水量をより正確に予測し、ダム運用の効率化に貢献することが期待されるという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432